「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2024年5月24日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその型を提案し合格達成を支援します。
悪習慣の解消法(前編)を実践してどうでしたか?
こんにちは、こんばんは
NLP資格試験コーチの近藤です。
ウワッ!
今月もとうに下旬。
試験勉強の進み具合はいかが?
それってこうでしょうか。
「絶好調」
「メチャ良い感じ!」
「サクサク進んでイケてる調子!!」
そんな感じだったら以下をスルーして勉強へお進みあれ。
しかし、そうではなくて次のようだったらご用心。
「○○で勉強の時間が無くなってる(泣)」
「勉強するはずだったけどつい××してしまう(汗)」
「『△△より勉強が大事って思いたい』だけの私ってナニ(怒)」
その状況は自分が不意にタイムワープしたり誰かが貴方を未来に拉致したり怪しげな催眠術にかかったりした結果そうなってしまった訳で決してない。そうでなく、それなりに自覚の一端が露呈していることから、勉強の機を逸してしまう原因である何らかの悪習慣がもたらす状況と断じて大過ない。では、できもしない精神論でなく効果的にその悪習慣を解消する策とは何か。
前回に続くその方策をお伝えしたい。
今回は合格を目指せる悪習慣の解消法を後編としてご案内したい。
勉強時間を盗む代表的な悪習慣を振り返る
それはザックリ言って刺激と反応の関係から起ち上がる。刺激が人に反応を起こし、この反応はこれの元であった刺激を人に欲望させる。この欲望された刺激が以下同文。こうした刺激と反応の循環が意思では抗しがたい悪習慣を我々に確立する。結果「解っちゃいるけど止められない」のだ。実は良習慣の形成も同じ機構で成立する。よって悪習慣を良習慣に置換することは可能だ。
ところで「それってアンカリングだね」とNLP的知見は言う。アンカリングは外的・内的の知覚的な刺激がその知覚者に外的・内的な反応を生成する脳内機構だ。これを活用して否定的なアンカリングを肯定的なこれに置き換える。直訳的な和文表記で心的な投錨となる。ある刺激が錨のように船たる人を港たるある反応に停留させるからだ。よって人は望ましい港をも選べるのだ。
さて刺激は2つに分けられる。1つは視たり聴いたり触ったりした知覚がもたらす外的なこれだ。もう1つはその知覚によって発動される例えば「動画を視たい」「SNSでチャットしたい」などと外的な刺激によって放出された脳内物質のドーパミンに駆動された強い欲求としての内的な刺激だ。前者が後者を起動する強力な連鎖があるから、まず前者を絶つのが良策だった。
結 論
反応も2つに分けられる。同様に外的なこれと内的なそれだ。外的な反応は、例えば「飲んジャ駄目だ」と思っていたけど飲酒したり、「やっちゃイケない」と決めたはずだったのにダラダラとショート動画をスクロールし続けたりする客観的に見て取れる行動だ。内的な反応は外的なそれがもたらす快感や満足感でこれが次の刺激を求めさせる。何れも絶対に要対策の代物である。
以上を図式的に整理しておく。
・刺激 ←←←←←←←←
外的刺激 ↑
内的刺激 ↑
・反応 ↑
外的反応(課題1) ↑
内的反応(課題2)→→
課題1、外的な反応を絶つ
まず外的な反応を絶つ行為は内的な反応を絶つことに繋がる。次いで、外的な刺激を求めることも絶つことにも連鎖する。更に内的な刺激であった欲求をも変えることになる。こうして悪習慣を解消することに有用だ。ご賢察のように、絶つことが生成するその仕組みは内外の刺激その双方にも当てはまる。では、これをどのように行えばよいのか。具体的にご案内したい。
例えば、帰宅途中、仕事のストレスが酒を飲ませたくしたとする。そうならば、外的な反応である飲酒を確実に断てるように、例えば決して居酒屋や酒を簡単に変える自販機そしてコンビニなどの前を通らない。ウッカリそれらに近寄ったとしたら、魔物から我が身を守るが如く即刻にその場から遠ざかる。もちろん、飲み会の誘いなどは「都合わりィ」と即座にこれを断ろう。
帰宅後、TVやゲーム機そしてスマホにハマって時間を浪費しがちならば、それらを箱に収納して直ぐに使えないようにする。使うにしても例えばスマホならば使用アプリのログインに手間がかかる様にして、それにハマってしまうハードルを大いに高める。スマホやTVやゲーム機にハマってしまう理由はそれらにハマると言う外的な反応に極めて答えやすいからだった。
「それで止められるなら苦労はしないわ」とお考えならば、外的な反応の対象そのものが無くすことだ。外的な刺激を除くことで確認したように箱に仕舞い込んだりこの際だからネット販売にでも出してしまえば良い。晴れで合格を果たせれば自分へのご褒美として新品のTVやゲーム機をご購入されたらどうだろうか。勉強時間も確保できて報酬を目当てに勉強も頑張れるはずだ。
課題2、内的な反応を変える
そもそもだが、例えばスマホはナゼに魔物中の魔物たり得るか。それはこれを使うという外的な反応が、スマホの発する多彩な色彩で楽しさやワクワク感などの強い快感として生成される内的な反応を誘発するからだ。であるから、スマホの発する多彩さを「色補正を使用」するなどして通常と異なる色合いにする。できれば画面の色調をグレースケールにする。さてどうなるか。
スマホ画面の変わった色彩が内的な反応を一変する。「色あせた想い出」と言うがグレースケールやセピア調の色合いに転じたその記憶は何でもないつまり快感とは異なった反応を起こすだけになる。多彩さが内的な反応としての快感と連鎖していて、これが異なると快感という内的な反応が起動しなくなるからだ。特に人脳は視覚に頼る事が大なのでこうした手法が有効だ。
色調設定の変更ができないTVやゲーム機はどうするのか。それは内的な反応を変える方法として、梅干しを頬張ることを想像しただけて涎が出てしまうように人脳に対して現実と等しく即座に作用するイメージを使う。例えば、TVのリモコンに触れてハマり始めたら、TVにハマった結果として不合格になった状況を今に想像して、その自分を視て聴いて感じてみよう。
そうして覚える感覚は決して快感でなく大いに不快のはずだ。不快を避ける人脳の機構からして、例えばTVやゲーム機にハマなどの外的な反応を即座に止めたくなるのが自然だ。できれば、外的な反応を起こしそうになったら、即座にその反応からもたらされるだろうネガな状況をイメージする。こうしたことを繰りかえすと悪習慣を強化する外的な反応すら起きなくできる。
目的に立ち返る
さて時間泥棒を働く悪習慣の解消法を先週と今週との連作で私はお伝えした。その対策にお悩みだった皆さん、そして貴方はどうお考えだろうか。悪習慣の解消法は効果的なNLP的観点に基礎付いている。これを実践する為に決してNLP技法を新たに学ぶことを求めない。そうでなく誰でもがやればできる事として提供した。とは言え例えば以下の様にお考えの向きは想定できる。
「ケド、それができれば苦労はしないわ」
「ケッ、それができればこんなもん読まねーよ」
だよね。合格まで長期を要した嘗ての私も同様だった。勉強時間を盗む悪習慣が解消できないことに大いに悩み、悩んだことで勉強時間を浪費するという新たな悪習慣をも得ていた。悪習慣はこれに囚われる程に別の悪い習慣を連れて再来していた。だが「酒を飲もうが漫画を読みふけろうが、合格基準を満たせれば良いんじゃね」と合格を目指した私から自然と離れていった。
「ナニ訳分かんねーこと言ってんの?」だろうか。
実に良いご質問なのでお答えする。
人はよく手段と目的とを取り違える。事実、勉強時間を窃盗する悪習慣を解消する手段が合格基準を満たすと言う目的を満たすと考える。でだ「勉強時間ができるように遊び癖が無くなれば良いのに」等と悪習慣の解消つまり手段で悩むのだった。更に「合格基準を満たせる得点力が身につくように勉強時間が増えれば良いのに」と勉強時間の確保つまり手段にも同様だ。
だが、NLP的に合格者たちのパターンに着目すると、彼・彼女たちは上記の様に決して考えない。
その考え方は例示するとこうだ。
・苦手科目の合格基準を絶対に満たせる正答率を得るにはどうする?
・合格を裏付ける総点を増やす正答率を得意科目で得るにはどうする?
・得意も不得意も過去問の正答率が右肩上がりにするにはどうする?
・過去問の正答率が右肩上がりであることはナニをどうして確認する?
・過去問の正答率が右肩上がりにする為に必要なことはなに?
例示したように資格の試験勉強その目的が始めにある。その目的を果たす為の従属的な目的が更にある。更にその目的を果たす為の以下同文。だから自ずと正答率を右肩上がりになるまで過去問集を極める(これを繰り返し解いたり解答解説をそうなるように繰り返し読解したりする)。結果的に勉強時間の増加やこれへの集中が後からついてくる。自ずと悪習慣の有無に顧慮は不要となる。
ズバリ申し上げる。模試や過去問集の正答率は右肩上がり。それが確実に合格基準を満足できそうであるならばどうだ。酒を飲もうが、ゲームやスマホにハマろうが、それらの習慣が何か問題でも?まさかね!それらを悪習慣と悩まずに良習慣として大いに満喫されれば宜しいと言うことです。
いずれにしても、
貴方に理力がありますように。