本試験の直前期にも最も効果的な勉強法とは

「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2024年7月12日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその型を提案し合格達成を支援します。

緊張やアガリの防止策を実践していかがでしたか?

こんにちは、こんばんは
NLP資格試験コーチの近藤です。
前号の策はこれを実践されると効果を期待できるはずだが。

時は将に本試験の直前期。
再来週末、一級建築士が本試験。
勿論、それまでに多くの資格試験が同様となる。

本試験の直前期、よくあるお悩み・ご相談がこれ。
但し、以下のことは直前期以外でもしばしば拝聴してきた。
「直前期の試験勉強って何をすれば良いの」
「得意科目でもっと総点を増やすには以下同文」
「不得意科目で確実に合格点を取るのって以下同文」

最初のご相談は言葉を補うと要するに後の2つと同様だ。本試験で得点の積み増しすることを目的とする。得意科目なら二番目の声が「総点を増やす」としたように、不得意科目なら三番目の声が「合格点を取る」としたように目指す。試験勉強はご案内の様にマジメやキチンとするものでない。合格基準を満たすことを目的にすべきだからだ。そうすればマジメやキチンと等はどうでも良い。

試験の直前期にもやってはいけない勉強法

ところが、この時期に限った事ではないが、試験勉強の目的を喪失したある勉強に勤しむ受験生が散見される。そうした勉強は一見するとヤッタ感があるために本来の目的に接近しているとこれをする受験生に思わせる。その実、模試や答練そして過去問で効果検証をするに及んで期待に反して得点を与えない。試験勉強の本義からしてズバリ効果的でないのだ。

「エッ、それって何?」とは実によい問だ。
なので包み隠さずに以下に列記してお答えしよう。
それは米国など200以上の研究から脳神経科学や心理学者たちの評価した勉強法。

要注意    :まとめ、線引き、キーワード、イメージ、読み直し
しばしば効果的:熟考、自己説明、混ぜ合わせ

要注意とは学習効果の薄い勉強法だ。これらを施した対象に関する記憶力を高める効果がほとんど期待できないことを意味する。この勉強法は前述のようにヤッタ感を受験生に覚えさせる。「うん今日も勉強したぞ」とそれなりの充実感を与える。だが、模試や答練や過去問、それらの得点はその感覚に冷や水を浴びせる。要注意の勉強法に対して学習効果の期待できないことを明示する。

マインドマップや秀才の勉強法

そう言えば「まとめ、キーワード、イメージ」で連想するノート法がある。従来のノートと異なる放射的で階層化して学習内容のキーワードやイメージをかき広げるマインドマップだ。記憶術に基づく書法として記憶力の強化に効果を期待できる。しかし線引きしたり読み直ししたりした内容を見ながらキーワードやイメージで書くことはただの転記で脳死的な作業になる。ほぼ無効だ。

二番目の熟考や自己説明は秀才の勉強法だ。これに効果を求めるならば、「考えてるぞオレ」や「説明できてるわアタシ」とこれをする人に主観的な満足を許さない。そもそも、これをするから例題や過去問集などに正答できるようになると言うよりも、この方法の効果性を担保する為に、これをする前からそれらに正答できる客観的にな実力に基づいてこれに取り組むものだ。その実力を備えた人をしてそれらの設問にもっとよく正答できるようにする。そうしたことから試験勉強でしばしば効果的だ。順序が転倒した勉強法である。

混ぜ合わせは数学の後に英語をするような全く種類のことなる科目に代わる代わる取り組むような勉強でない。そうではなくて、例えば物理と数学と言う様に似ていて少し異なる対象に混乱なく応じれる集中力、つまり少し異なることに正しく脳力を投じることに楽しさを覚え多くの学びを得るように代わる代わるに取り組める脳力を要する。これも秀才をして効果を期待できる勉強法だ。

やれやれどうしたら良いのか実に困ったことだ。秀才でない我々はヤッタ感や自己満足にハマらずに試験勉強の本義である合格を目指す、科目や総点の合格基準を満たせる勉強をどうすればできるのか。
今回は直前期にも最も効果的な勉強法を再確認したい。

結 論

その勉強法が「しばしば効果的」な方法に続く「最も効果的」と前述の研究で評価された「テスト、イターバル」だ。テストは学生時代に繰り返してご経験されたこれだ。インターバルはリピート勉強法としてご案内の通り。例えば過去問を解くなどテストをすることに一定期間をおいて繰り返すことだ。これらを総括すれば「学習内容の想起を一定期間をおいて繰り返す」とできる。

テストと聞いてどうだろうか。「ゲッ!やりたいない」と言われるように人脳にとって高負荷だ。教科書や参考書を読んだ後にこれを見ずに自力で読み取った要点を想起しながら例題や演習問題そして過去問を解くこと。その前段として、例えば「いま勉強した事の要点を大きく3つ挙げたら何?」とそれらを読んだ後や視聴覚教材で学んだ後に学習内容を想起することだ。
ウン実際にハードである。

イターバルは以下のように例えば過去問を解く勉強を繰り返すこと。
・2回目は1回目から1日後
・3回目は2回目から1週間後
・4回目は3回目から2週間後
・5回目は4回目から1ヶ月後

記憶力は2つの積に比例する

なぜ高負荷つまりハードな自力の想起を要する過去問を解くような勉強を一定期間をおいて繰り返すのか。その根拠は「記憶力=繰り返した回数×インパクト(負荷)」として耳にたこ的なご案内の公式である。前の数は例えばかけ算の九九や自分の名前、スマホの電話番号などに関して繰りし想起・回答してきた数値。それらを決して忘れないことから記憶力に強く与することが明白だ。

後者の典型が高インパクトつまり高負荷であるトラウマ的な体験から脳・心が覚える心的な荷重だ。そうであるからフラッシュバックする強い記憶をもたらしもするが、もちろん試験勉強でトラウマ的な体験は必要ない。しかし、そうした脳機構からして自力(カンニングなし)でテスト(例題や演習問題、過去問)に取り組む勉強はこれの高負荷である訳から記憶力の強化において強くお勧めする。

まとめ

以上をまとめる。直前期も含めて試験勉強って何をすれば良いのか。それは教科書や参考書の要点をそれらを見ることなく想起することが必要となるテスト(例題や演習問題、過去問)に取り組む勉強を一定期間をおいて繰り返すことだ。「エッ、それって大変ジャね」とお考えならば、それは合格を目指せる記憶力を強化する観点からして誠に正論である。

また、本試験の直前期に、これまでに繰り返し解いた過去問の内で誤答率の高かったに正答できるまで上記の如く取り組まれる(補足:誤答した設問はこれの解答解説を読解する。それができたことを確認する為にその内容を想起するテストをする。その後に正解に至る解法を体得したことをテストする為に、再び誤答した過去問に例えば1時間後や1日後、1週間後に取り組む。以上を確実に正答できるまでインターバルする)行為が確実に合格を目指すことに与すはずだ。大学受験から資格試験まで合格を果たせた人はそうしてきたのだから。

直前期の健闘を祈る。
Good Luck!