「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年12月15日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目する。
合格を目指す貴方にその型を提案することで合格達成を支援します。
こんにちは。
NLP資格試験コーチの近藤です。
今月も折り返し時点。
今年も残すところ2週間と少し。
明後日に寒波襲来、体調管理にご用心。
さて、勉強の調子はいかがでしょうか。
これに次のような答えがしばしば返ってきます。
「もっと記憶力があったら良いのに」
「理解力がもっと良ければ勉強が楽なのに」
「読解力を高めることってどうすればできますか」
なるほど、それらの能力 (脳力)が強ければ試験勉強が捗るでしょう。
では、その条件を満たすことはどうすればできるのでしょうか。
今回は望む能力を確実に強化できる方法をご案内します。
結論
それは・・・
望む能力が高まったと客観的に認知可能な目標の達成。
その目標に関して以下に事例をあげましょう。
◎ 百メートル走の目標タイム以上で走る →→→ 走行力が高まった
◎ ホームランを目標打数以上に打つ →→→ 打撃力が向上した
目標タイムも目標打数も共に数値つまり計れて客観的に認知できる。
読解力や理解力、記憶力で例示するとこうです。
◎ ○○士の資格試験に合格した →→→ その為の能力が向上できた
○○士の資格試験に合格したことは合格基準を満たした得点を取得したことの意味である。その得点も数値で測れて「頭良くなった見たい」と言う様な主観でなく誰でもが客観として認知できる事実です。
そこには「読解力や理解力、記憶力があがったみたい」と言う主観、むしろ勘違いがそこに一切入り込む余地がない。合格基準を満たした合格点という客観的な指標で計れる。その指標によって合格に資する読解力や理解力、記憶力があがったと認知できるのですから。
以上いかがでしょうか。
「はあ?ナニ言ってんの!」
「ナニ!馬鹿にしないでよ!!」
「言いぐさが逆で話しになんない」
確かに、ご指摘の可能性はあり得る。記憶力や理解力、読解力を何らかの方法で向上させられたらば、試験勉強がサクサクと捗って合格を現実化しやすくなると想定できる。だから左記の能力を高める方法を多くの受験生が望むと拝察します。「能力アップ=試験に合格」とする図式を有している。そうした能力の向上を望む人の一部は記憶術や速読法などに強く惹かれる訳でしょう。
しかし、それらの術法を求める回り道はあまりお勧めしません。「能力アップ≠試験に合格」であり、上記の術法が身についたとしてそれは決して合格を確信させ得ない。そうさせ得るのは過去問の正答率、合格基準を満たせる見込みができる模試や答練の得点です。
では、合格を現実化しやすくなるような記憶力や理解力、読解力が身についたことはどうしたら分かるのでしょうか。「うっ、それって○○士の資格試験に合格することなの?」と渋々でもそう思ったのであれば、それは誠にご賢察である。
○○試験に合格の意味すること
短見が及ぶ限りで申しあげます。記憶力や理解力を例えば血圧計のように客観的に計れる計器があること、加えて記憶術やそ速読法の類が統計学的に有意な記憶力や読解力の向上した測定値を公開した事例をそれらの能力があることをを筆者は知りません。客観的に計れる機会があるとしたら、やはりそれが先の能力を必要とする○○士の資格試験に合格することでしょう。
繰り返して強調します。仮に記憶術や速読法で記憶力や読解力が高まったと思えても○○士の資格試験に合格できるかどうか不明、合格発表まで勘違の可能性を否定できない。しかし、それに合格したのであれば客観的な指標である合格点がとれるようになるまでの得点力を支える記憶力や読解力が高まったと勘違いでなく自己承認をしても差し支えないはずです。
人は原因と結果とを取り違えしやすい。上記のように仮に記憶力や理解力が身についたとする主観があったとしても、それは試験に合格する客観的な事実を結果しない。逆に、試験に合格した結果は、無理なく記憶力や理解力などの能力が自らに高まった事を確約する。能力の獲得に関する自己認識には注意が必要だ。うん、解り難くて済まない。事例を通して説明したい。
例えば、一級建築士の学科試験に合格するには、資格試験の出題傾向から試験本番の設問の7割が過去問の組みあわせだから、過去問10年分の1,250問に関する解法を読解し理解して遂に記憶すると、その設問に正答できる。各教科の合格基準である6割超の得点を獲得できる。そうして獲得した能力は得点力にもなる。総点の合格基準も満たしやすい。よって合格を達成しやすくなる。
結果からして、合格した受験生は過去問10年分として1,250問の解法を覚えられた能力を自らが体得できた事も客観的に計れる。加えて、それを覚えるには自ずと理解力や読解力を向上させることが伴ったはず。そうでなければ、その解法を丸暗記することなど決してできないのだから。理解力や読解力の高まりは「分かった」「読めた」の感覚から記憶力の向上にも貢献する。
また、英検一級の合格は、これの為に必要な語彙数として約10,000~15,000語を覚えることを受験生に求める。よってこれに合格した受験生に左記の語彙を覚えた記憶力のあったことが客観的に示す。また、合格点を取れるように英文法を理解したり、長文を読解したりする能力をも高めた、つまりこれの合格者がそう評価できる理解力や読解力を向上させたことも以下同文。
以上から、記憶力や理解力、読解力を確実に強化する方法とは、それらの能力を強化できたと合否や得点からして客観的に計れる試験に合格する目標を達成する事だったのです。
○○士の資格試験に合格する目標を達成できる勉強法
「じゃあ、試験に合格する目標を達成するのってどうすればできるの?」
実に良いご質問であるからズバリお答えしよう。
(「惚けるな」と思ってもいるが・・・)
それは、合格点の取れる試験勉強をすることだった。
合格点を取れる様に自分のデシラをデシルに転じること。
誤答をした頻出の過去問を正答に転じ続ける継続的な勉強だ。
デシラをデシルに転じる知識・技能を身につける為に、それに関連した参考書や法令集を読解し、そうして把握した要点を暗唱できるまでに記憶する。そう記憶できたことを客観的に確認する為に過去問集を解く。解いた結果から見つけた残存するデシラをデシルに以下同文。以上を合格点が取れる確信を(模試や答練の得点から客観的に)得られるまで続けるのだよ。
望む能力は勉強した後からついてくる
すると、その過程は「オレ・アタシってこうすれば覚えられるんだ」と気づかせる自分に最適な記憶法やそのように覚える事を基礎付ける理解力や読解力に関する独自の強化法を受験生に工夫させる。記憶術や速読法を参考にしなくても自分に適した望む能力(記憶力や読解力)の強化法も知らぬ間に体得させる。合格後も能力を開発し続け得る経験、やがて知恵となる。この意味においても資格試験に合格することは、単なる合格証と言った紙片の取得に終わらず、生涯価値を有する。さもなければ合格点を取れる試験勉強ができないからだ。
記憶術や速読法はある個人が試行錯誤の結果として体得した術法をさも万人に効能があるかのように喧伝される場合が多いが、「○○記憶術って効果がない」「○○速読って怪しい」と非難が絶えない。つまり万人に効能が認められる能力強化法など各人の特性も考慮するとあり得ないのだが、その方法の一部なら個人の能力向上に資する場合もあるので勉強時間に余裕があれば参考にすることはできる。
もうおわかりになったはずだ。
もしも能力を向上したければこうである。
○○士の資格試験に合格を目指せる勉強をすることだ。
合格すれば黙っていても有能であると周囲が認めてくれるのだから。
年の瀬の勉強にも健闘を祈る。
Good Luck!!