【あなたもできるモチベの出し方とは】

「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2024年1月26日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目する。
合格を目指す貴方にその型を提案することで合格達成を支援します。

最近のモチベってどうですか?

こんにちは。
NLP資格試験コーチの近藤です。

今月も残りは1週間たらず。
寒さもつのりアレコレと大変。
それに構わず仕事はもっと大変。

他方、いずれにしても時は過ぎていく。
本試験の時期を考えると勉強は待ったなし。
それにもかかわらず、むしろそうであるからか。
次に例示する声は断続的に耳に入る。

「勉強のモチベが続かなく困る」
「モチベがアップダウンする自分が嫌」
「モチベが維持できれば勉強も進むのに」
注:モチベ(モチベーションの略記でやる気や意欲のこと)

上記のような事に関して皆さんはどうだろうか。例えば「それってアタシ・オレに関係ないね」であれば言うことなし。今号のこれ以降に読み進める事はご不要。直ぐに勉強に戻られたい。しかし、「アタシもあるあるだわ」「オレもそうだよな」と思い当たるのであれば、読み進められるのも一興だろう。

では、モチベを出すそして維持することはどうしたらできるのか。
今回は勉強でモチベを自在に出しそして維持する方法を再確認したい。

結論

その方法はモチベに頼らないこと。
大事なので繰り返して強調するが、「モチベに頼らないこと」。

「ハア!?、この人ってナニ言ってんの」
「ナンダ?!、この野郎、ケンカ売ってんのか」

そのような違和感やご不満の空気は大いに予想できる。が、しかし、勉強でモチベを自在に出シ維持する方法は「モチベに頼らないこと」ことだ。以下にその理路をご案内するのでここは気を静めて読み進められたい。では、そもそも、モチベがあったり、モチベが満ちた状態とはどういう状態だろうか。それを振り返ってみると例えば次のような状況やご心境であろう。

「ヨウシ!今夜も○時間勉強するゾッ!!」
「ウフッ!勉強のやる気がムラムラ湧いてきた感じ!!」

その状態を漫画チックに言えば、瞳はモチベでキラリと輝き、頬はモチベの為かほのかに赤みを帯び、唇はモチベを顕すかのようにキキリと真一文字かもしれない。もちろん、上記の様でないにしろ、勉強に対してある種の前向きな感情や気持ちを覚えている自らの状態をしてモチベのある自分であるとご認識であろう。そうであるからこそ、思い通りに勉強ができると。

モチベ頼みの結果とは

なるほどね。モチベのある自分であるならば辛い勉強に手をづけられる。そして面倒臭くても勉強を続けられそうと思える。が、しかし、現実は決してそうでない。仮にモチベがある状態はどうか。例えば「やる気があるからスマホのリプをした後で勉強ね」と即座に勉強する事に繋がらない状況を繰り返して散見してきた。その結果は「今夜も計画通りの勉強ができなかったの」だ。

またはこうかも知れない。「やる気があるから今夜はトコトンやるぞ」と頑張れたのは良い。だが、そうして睡眠不足に陥った翌日、職場でコックリとしてしまい失笑をかってしまう。翌日の自宅学習は睡魔に襲われ机に突っ伏し続けた。そうこまでならなくても、昨日の疲れが翌日のモチベを劇下げして勉強をする気分にもなれずベッドに潜り込んでしまった。

やる気に燃える人のイラスト(女性会社員)

勉強をしたいならモチベに頼るな

そこまで酷くなくても、似たような状況に陥るのは、モチベが喜びや怒り、哀しみの様に制御しにくい感情的な状態であるからだ。モチベがある事を切掛に湧き上がるが、望む行動に直結するとは限らない。行動に直結しても感情が支える故に時としてその行動は暴走気味になる。逆にモチベはこれを出すことでお悩みの方々が数多ある様に、これが出ないときは全く出ない。

モチベは左様に不安定な状態、例えば我が儘なカレシ・カノジョのよなものだ。ご自分でこれを思い通りに出したり、これを有用な行為に直結することが難しかったりとほぼ制御不能だ。であるから、合格基準を満たせる自分になる為に不可欠な安定した継続的な勉強をするにしては、モチベに頼る勉強あり方は実に不向きだ。ズバリ、合格を目指したいならモチベに頼ってはいけない。

合格を目指したいならどうするの

それは習慣・ルーティンに頼って合格を目指せる勉強をすることだ。モチベがあろうがなかろうが、計画した通りに淡々と勉強机に向かう。勉強する時間になったら、やる気と無関係に歯磨きしたり顔を洗ったりするように無条件に勉強を始める。休み明けになったら、眠たかろうが、だるかろうがとりあえず職場に向かうように、モチベと無関係にただ勉強に手をづける。

事実、歯磨きしたり顔を洗ったりする習慣に、「モチベを出すぞ」とすることが必要だろうか。休み明け職場に向かうことに対して、「やる気が必要だ」といちいち悩むだろうか。まさかね。モチベ、やる気、意欲とは無関係に、ルーティンや習慣として、いつものようにただやっている。考えることもなく、やれているはずだ。これこそが習慣・ルーティンの人力でなく神力だ。

だから、モチベの有無と無関係にプラン通りに勉強を始める。気が散っていようが、勉強に集中できない様な感覚を覚えようが、「気を散らさず」「集中している」ふりをして計画した通りに勉強を続ける。脳の仕組みからして、モチベがなくても職場で仕事をしていると仕事がやれてしまう様に、そうしたふりをしていると逆に勉強に気が集まり集中が高まる。モチベが出てしまう。

「へーっ、そう言うアンタはどうなのよ」
そう反問したくなるのは合格までに長期を要した経験からよく分かる。

であるので、今回もモチベと無関係にここまで書き続けてきた。「モチベがないから今号はどうしようかな」としていたら決してここまで書けなかった。そうではなくて「モチベないけど、とりあえず書き始めるか」と文字鍵盤を叩き始めた。結局、そうした習慣は根性もなくモチベの低い私にも今号も発刊させている。これが習慣・ルーティンの力なのだから。

貴方にも習慣の力がありますように!
Good Luck!!

本稿のバージョンアップ版は以下。
やる気なしでも勉強習慣を獲得できる