「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2024年5月3日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその型を提案し合格達成を支援します。
想起を促すノートづくりはいかがでしたか?
こんにちは。
NLP資格試験コーチの近藤です。
あら、5月ですね。
今日から黄金週間の後半が開始。
その過ごし方で試験勉強の前途が変わる。
連休はまとまった時間を取りやすい。それの使い方は人それぞれ。娯楽にも使えるし無為にも使える。もちろん試験勉強にも使える。何にどう使ったから良いとか悪いとかも人それぞれ。その人が進む人生に於ける価値観それ次第なのですから。一方、この時期は使える時間を頼りに学習計画の遅れや不得意項目の克服など試験勉強どれかの課題を解消するにも最適でしょう。
そこで(この時期に限らず)頻繁に到来するお悩みやご相談がこれ。
「時間があるのに勉強に集中できなくて(涙目)」
「勉強に集中できる時期なのにそうできない自分がヤだ」
「勉強に集中していたはずなのに気がつくとボーッとしていてバ○みたい」
まとまった時間があるのに試験勉強に集中できない自分にとてもムカつく。
集中できれば勉強の効率が格段に向上することはご経験の通り。
どうすれば集中すべき対象に集中力の焦点を当てることが叶うのか。
だが 「集中しろ!」と怒鳴られたが集中の方法を教えられたことがない。
実に情けない経験の数々ですが、さてどうしたらよいものか?
今回は勉強に集中し始められ集中を維持する方法を再確認しましょう。
結 論
その方法とは型にハマること。「型って堅苦しそうで嫌」ならば「ルーティンをする」ことと換言できます。これは「集中だ!」と気合いや根性に頼るような精神論でない。「勉強に集中できないのはやる気が足りないからだ」と気合いを入れられて「精神論で集中できるなら苦労はしない」と反感を覚えた多数の経験が教える通り。精神論で済むなら○○はいらないのだから。
そうするのでなくて、型・ルーティンとは集中の状態に自らを誘いその状態に自分を安住させる決まり切った連鎖的な行為その反復、即ちそれらを可能にする習慣の維持です。そう耳にすると難しそうですが、実は朝になったら自然に顔を洗ったり就寝までに当然のように歯磨きをしたりするように誰でもができることです。その方法が次にある集中の段階を進むことです。
集中できる時と場とを整える
まず時間的なそれを行う。人脳の起床から2時間から3時間に集中しやすい機構を有する事は、例えば仕事が午後よりも午前中に捗る経験から解るように、これを徹底的に活用する術を受験生にも教えている。受験本番の予行演習も兼ね本試験の開始時間に併せて例えば午前9時になったら直ぐ勉強に取りかかれるように、逆算して起床や朝食を済ませ身支度や以下のことを整える。
次に空間的な整備も勉強の前に完了する。試験勉強の場から気を逸らす雑誌や写真、漫画本などの一切を排除する。特にスマホ。これは集中を己に向けさせてそれを収奪する邪悪な魔物。勉強中に呼び出し音やバイブが鳴動して集中を阻害しないように電源を切る。目も手も届かない場所にこれを移動しておく。姿や音に注意が向くだけで集中に戻り難くなる現象を回避できるからだ。
勿論、集中したい勉強の場にBGMやラジオ音声なども除く。むしろそれらがあることは集中を低減させることから有害ですらある。「オレ・アタシ的にそれのある方が集中できるんですケド!」との異論もあるのならば、「自分ってそれがない試験会場で必要な集中を発揮できる?」と自問してみよう。それがない状況に慣れるに越したことはないはずだ。いかがかね。
更に勉強を即座に開始できるように机上を整えておく。勉強に必要な参考書や法令集、特にこの時期に欠かせない過去問集はどれかを使いたいときに直ぐ手に取れる場に備えておく。「あれっ何処にあったっけ」などと惚けたことをするとその瞬間に集中力が低減する。それらを探すような行為を決してしてはならない。直ぐに勉強ができるように事前に整備を完了しておく。
実はそうする事に最も手間いらずに済む方法がある。前日に勉強を終えた状態を少し整理する位でほぼそのままに放置しておくことだ。その状態は勉強をし続けるのに必要だったことからそうあった訳だからして、これをわざわざ片づけるなどしてリセットすることは無用だ。前日の勉強を再開する位のつもりで勉強を始める方がノリがよい。つまり勉強に集中しやすいからだよ。
型(ルーティン)を開始する
先ず今日の達成したい目標を紙に書く。大判の付箋紙でも不要になった裏紙でも手帳でも良いのでそれを書き、それが目に入ることで集中すべき今日の課題に集中が誘われるようにそれを視野に置く。「勉強に集中する」等とそれを書くことは、抽象的でそれを達成できたか否かを判定できないので駄目。「法規の過去問で○問の解法を覚える」と具体的に書く。
「そんな面倒なことをするの?」とお感じだろうからお答えする。「○○しなきゃ」と席を立ってそれをするつもりの場で「何するんだっけ」と呆然とする自分は、人脳の失念しやすさを補助する手立てをしないから生じる。「あれなんでボッーとしてるの?」と人の集中に関しても頻繁に起こる。そうしたウッカリミスを防止する為に目標を書く行為が極めて有用だからだ。
次に「今日の○○する目標が達成できたら良いな」と自分に心のなかで囁きつつそうできた様子をありありと想像する。そうして覚えられる心地良い感覚を体の全体に循環させる。人脳はレモンを囓ることをイメージするだけで唾を飲んでしまうように想像と現実とを同値に捉える機構からして、そうすると脳にやる気と集中に資する脳内物質のドーパミンを満たせるからだ。
集中の型を維持する
集中の型(ルーティン)を開始しても、「でも最初から集中って無理」とご反感の向きもあるだろう。特に不得意科目に於いてその傾向は否めない。で有るならば、集中の維持が可能なように、「とりあえず過去問解法を○問覚えられたら良いな」とやれば必ずできる大きさに目標を細分化して、それに意欲と集中を誘うイメトレを上段に記したようにして行う。
そのようにして例えば○問の解法を覚えられたら、「○問解法を覚えて嬉しい」と囁き声でもよいので発声しながら握り拳に力を入れたり万歳をしたりしてその気持ちを味わって目標が達成できた事実を自らにフィードバックする。こうすると意欲や集中の状態を維持できる。そして「次は過去問解法を○問覚えられたら良いな」と少し高めの目標達成のイメトレを先の様にする。
上記のように細分化した目標達成の設定とイメトレとその達成に関するフィードバックを勉強の開始に於いて設定した目標を達成するまで繰りかえして維持する。大マクロ一尾を食べるのは不可能であっても一口ずつに細分化すればこれを平らげることは可能。同様に当初に設定した目標が少しく困難な挑戦に想えてもそれを細分化で集中と意欲を携えて達成するのは可能なのだからだ。
以上、勉強への集中は貴方も型・ルーティンを通してできる。そのことをお伝えしたがどうだろうか。例えば、「解るけど、それができれば苦労はしない」とお考えかな。仮にそうであるならば、それは「解るけど、以下同文」と試みてもいないのにそう考えてやらない型の繰り返しによる成果だ。つまり、そうした習慣の結果だ。その結果が何をもたらすかはお考えになったらよい。
何れにしても、現在の状態は過去の行動の繰りかえし・習慣が招いた成果だ。これを演繹すれば、未来の例えば試験の合否という結果は今から受験までの習慣がもたらしてくれるはずだ。どうぞお好きになさったら。ウフ。
健闘を祈る、Good Luck!!