【合格を目指せる参考書の読み方とは】

「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年11月24日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目する。
合格を目指す貴方にその型を提案することで合格の達成を支援します。

こんにちは。
NLP資格試験コーチの近藤です。

今週末は一段と寒くなりそうです。
シベリアから寒気団が到来するからだとか。
コロナは心配なくてもインフルエンザにはご用心。

勉強の調子はどうですか。
例えば参考書の読み込みはどうですか。
そうコーチングで問いかけて頻繁に帰ってくる声がこれ。

「どこから読めば効率的なのかと悩む」
「あっちもこっちも読まなきゃとイライラする」
「キチンと読めているのかって心配で勉強するのが嫌」

なるほどね。こと初受験の方ならそうでしょう。どこから読めばコスパよく合格を目指せるのかと気をもむことでしょう。そうでなくても、決して暇じゃない毎日でしょうから、合格点を取れる様に知識や技能を身につける為に参考書をタイパ良く読み込めるに超したことはないはずです。では、そうすることはどうしたらできるのか。

今回は効率的な参考書や法令集の読み方を再確認しましょう。

結論

それは「合格点を取れる」ように読むのです。大事なのでこれを繰り返します。「合格点を取れるようになれる箇所から、そうなれるような方法で」読むこと。不得意科目は、得意科目が満点でも合格基準の得点ができなければ、不合格を受験生にもたらす。特に「合格点を取れる」ように読むことに注力すべきです。以上のように読み進めましょう。再確認は終わり。健闘を祈る。グッドラック。

「アラ、ちょっと待ってよ」
「エッ、それじゃ全然解んねーよ」
「ゲッ、この人ってナニ言ってんのさ」

そんな風にムカッきましたか。そうでなくても、ご不満だったかも知れませんね。しかし、流行の○○リーティングをしようが、従来のように音読や精読をしようが、いずれにしても「合格点を取れる」箇所から「合格点を取れる」ように読み進めなければ、時間の浪費ですよね。試験対策ができるそうなれることを目的にして、次からその2点を再確認しましょう。

「合格点を取れる」箇所とは

それが「デシラ」を「デシル」に転じる知識・技能を記述した部分であることは、ご案内の通り。試験によく出(デ)て、自分が解き方を知(シ)らないことから誤答した過去問を解き方を知って正答に変えること(デシル)に有用な記述です。この事は、法令集や予備校のテキスト、用語解説集を読むにしても同じです。視聴覚教材を見聞きすることにも同様です。

ところが、そうするのではなくて、「デナシル」から読んでしまう受験生が散見されます。試験にほとんど「デナ」いのに自分が解き方を「シル」ところから、「他の人が知らないことを勉強できてるみたい、ウフッ」などと寝言のようなことを言ってやりがち。それには当たらなくても、知らないことを知るつまり無知の知を得ることの苦痛から逃れようとする自己防衛から無意識に「デナシル」に逃げ込みがちになる。しかし、それで合格点を取れるならば受験生はだれも苦労はしないはず。

特に再受験生の方は、「これって過去問集でよく見た問題だ、しまった」とよく出る過去問に対処しなかった勉強の瑕疵、つまり試験勉強の対策不足を本試験に臨んだ際に痛感したはず。本試験の設問はこの7割が過去問の組み合わせだから、よく出る問題は過去問から形を変えて繰り返して「デ」ます。これらに正解できれば全問の7割を占めている事実からして、「デシラ」を「デシル」に転じる記述を有する章や節、段落から読むことで、受験要項の多くが各受験科目の得点として6割の得点を合格基準とすることから自ずと合格点を取れようになる訳です。

デシラの過去問を正答できるようになれる読み進め方

以上から以下の過去問を正答できるようになれる箇所から読みます。

  1. デシラ:試験によく出て解き方をシラない過去問
  2. デシル:試験によく出て解き方をシル過去問
  3. デナシラ:試験に余り出ないくて解き方をシラない過去問
  4. デナシル:試験に余り出ないくて解き方をシル過去問

資格試験の性質から、2番目までに対処する参考書の読み込みをすれば事足ります。むしろ、忙しい毎日でしょうから、3番以降の対処をやっている暇はないはず。ですが、ウッカリそれをやってしまいがちなのが、不合格になりやすい受験生の特質です。自分もそうだったので声を大にして警告します。

デシラを確認する方法(カンニング勉強法)は本誌でご案内の通り。共著「マインドマップ資格試験勉強法」でも詳しく述べた通りです。これを実行すると余計な時間を使うことなく自分の「デシラ」を把握できます。それを「デシル」に転換できる知識や技能を学べる箇所から読み進めるのがタイパ・コスパのよい勉強です。

デシラをデシルに変える参考書の読解法

それも繰り返してご案内の通りですが、念のために列記しておきます。

  • 意味や読みが不明な言葉はこれの意味を調べて覚える
  • 言葉の読みや意味を明確にした上で言葉通しの係り受けを把握する
  • 文章の機能語(助詞や代名詞、接続詞や助詞)に注意して読解する
  • 段落通しの関係(事例や根拠、結論)を理解する
  • 仕上げに読解した要点を暗唱する

意味や読みが不明な言葉を調べることは、「英語じゃなくて毎日話す日本語だから解っているよ」と手抜きをしがちですが、読めなかったり意味が不明だったりする言葉を残した文はこれを何百回と読んでも自ずと通じる結果が決して来ない。そうではなくて正確に読めたり意味を掴めるように不明な語はこれを調べるのが読解の基本です。仕上げとして暗唱するのは、要点を一字一句正しく暗唱できなくも自分の言い回しで暗唱できれば、理解とこれが結果する銘記ができたと判断できることことから、要点を正確に読めたし覚えたはずとする勘違いを回避する為です。

リンキング勉強法で未来の自分を助ける

最後に、読んだ参考書(法令集)と過去問集との間にリンキングをします。参考書(法令集)の読んだ箇所にこれを読む原因(デシラ)だった過去問の出題年と番号とを例えば「令17」と付記します。デシラの過去問にはこれの解法を理解する為に読んだ参考書(法令集)の項や行を参照先として例えば「123P45行」と付記します。つまり、読んだ箇所と読む訳であった過去問との間に相互リンクを張るのです。

すると、読んでいる箇所と読むべき理由を明確に認知できます。「読むのに飽きた」などと寝ぼけたような勉強に陥ることを回避できます。また、過去問を繰り返して解くリピート勉強法をする時に、誤答を繰り返すデシラの過去問その解法を理解して覚える為に読むべき参考書(法令集)の箇所を直ぐに見つけられます。ここまでするリンキング勉強法は、これをやれをやれたとすると、リピート勉強法をする未来の自分を大いに助けてくれることでしょう。これをやってくれた過去の自分に感謝の念をもたらすはずですよ。

デシラからの読み進めと読解に健闘を祈る。
Good Luck!!