「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年12月22日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目する。
合格を目指す貴方にその型を提案することで合格達成を支援します。
こんにちは。
NLP資格試験コーチの近藤です。
業務連絡
次号は29日に休刊として、
年明け5日から配信といたします。
今年も押し詰まってきたね
今年も残すところ十日あまり。
勉強の調子はいかがでしょうか。
この時期も次のような声が聞こえます。
「参考書をチャンと読めているか心配」
「法令集をキチンと読解できているのか不安」
「要点ノートを作っているけど効果が気になる」
なるほど、そのような心配や不安、気がかりってあって当然だろう。限りある貴重な時間を使って、またこの時期に限らず勉強するよりも楽しそうな事ができる時間を犠牲にして、参考書や法令集を読んだり、要点ノートを作ったりするわけだから、そうしたことの合格に関する有用性を懸念するのは当然至極。受験生として実にごもっともなご懸念というものだ。
とは言え、先の懸念をしているだけで合格を目指せるのであれば、受験生の誰もが苦労はしない。むしろ、あれこれと気苦労をするのは、そうするだけでは決して合格を目指せない絵柄を視野の片隅にきっと察知しているからだ。そうであるならば、上記の取り越し苦労をするよりも優先的にすべきことがあるとしたら、それは何か。
今回は日頃の勉強が確実に合格を目指せるようになる方法をご案内する。
結論
その方法とは「確認テスト」だ。参考書、法令集やその解説書などを読解しただけで勉強したことにしない。そうするのでなくて、それらを読解して得られたはず効果性(つまり理解や記憶の可否)を確かめられるテスト(例えば読んだ範囲に関連する例題や過去問を解くこと)を自らに課すことだ。例えば、中高の教科書で各単元の終わりに付加されていた例題を解く様な学習だ。
参考書や法令集などを読解しただけの場合に散見されることは、「今日もこんなに参考書(法令集やその解説書)を読めた」と多量の文章を視覚で認識したことと、知覚した情報を理解し記憶した事とを等価にしていることのあやしさだ。歯に衣着せずに申しあげる。そうした等価は勘違いだ。以下に「確認テスト」をすべき理由を述べる。
よくある勉強したつもりの勘違い
日頃の勉強を振り返ってみると、先の前者と後者とが等価でないことがままあったことに気づけるはずだ。例えば、先の前者を行った翌日、後者を確かめようと誰かに説明しようとしたり、そこまでしなくてもそれを思い出そうとしたりして、そうする事ができなかった事実に直面して気が動転する。そうした経験は、合格までの長期間あった筆者だけに限ったことでないはずだ。
もちろん、そうした気の動転を切掛に先の前者をやり直せれば、とりあえずの対策は取れそうである。だか、そうして行っただけの対策に関しても言えば、果たして法令集やその解説書などを再読解したことに関する効果性の可否は、これを「これで大丈夫」と主観的に承認できたとしても、例えば数値的な尺度という客観では覚知できない。要するに曖昧なままで終わる。
効果の曖昧な勉強の傾向と対策
効果性のぼんやりした勉強の繰り返しは、冒頭のような勉強の効果性に関わる暗雲を心に呼び寄せる。または、「こんな勉強の仕方で合格を本当に目指せているのかな」と自らを疑う心の闇を広げてしまう。そうでなくても、一向に上達しないゲームをやり続けることが招くようなやる気の喪失に似て、「なんだか勉強してても合格って無理ゲーだな」と受験勉強に対する意欲の低減を呼び寄せる。
そう言えば、「勉強のやる気を保つことってどうしたらできますか」「合格を目指せるモチベーションってどうしたら維持できますか」とのご相談をしばしば賜ってきた。それに対する的確な答えは、「していて楽しい」勉強をすることだ。例えばしていて楽しいゲームはやる気を保とうと思わなくても睡眠不足になる程にやる気を保ててしまう。そうした脳内機構があるからだ。
「していて楽しい」勉強は、これもまた獲得したアイテムや得点でこれにハマる人を楽しませるゲームに似る。例えば、参考書のある章を読了したと言う節目毎に読了した内容に関する理解や記憶を確かめる確認テストをする。その点数(客観的な指標)で「よくできたね」と自らを褒めたり、「もう一度読み直して満点を取ろう」と励ましたりすることだ。
なければ揃えて合格を目指せ
と言うと、「オレ・アタシの参考書には確認テストがついていない」と不足を述べる人があるだろう。仮にそうならば、「なければあるようにせよ」と教える目標達成の鉄則によって、例えば参考書にリンキングした過去問の該当部分を確認テストとして解けばよいだけだ。
「けど、過去問集をまだ持っていないよ」とお嘆きがあるだろうか。仮にそうならば、ハッキリ申しあげるが、そう言う方には資格試験の受験生としての自覚が欠如している。「資格試験って過去問を解いていれば合格できます」と司法試験と医師国家試験そして公認会計士試験に一発合格した河野玄斗氏がユーチューブで事ある度に述べているからだよ。
そもそも、デシラを解消する為つまり効率よく試験勉強をする為に、具体的に以下を再確認しておく。頻出問題であるのにその解き方を知らないと言う受験生として最悪な弱点を解消することを目的にして、以前から参考書や法令集の読み方をリンキング勉強法としてご案内してきた。その前提からして、過去問集をまだ揃えていないと言う声に我が耳を疑うばかりだ。
以上によって勉強の節目毎に確認テストをすることをお勧めした。
いかがだろうか。
「なんだ、結局は面倒臭いことをやるの?!」
そうご反感を覚えられただろうか。
試験勉強に於いて「勉強の効果」が最大化するような「勉学的な工夫」する知的技術を実践することはそれほど面倒な行為だろうか。そのような工夫はしたくないという人達に「では、合格を目指す為にどのような工夫ならしてもよいのか」と筆者として是非ともお伺いしたい。
年越しの勉強にも健闘を祈る。
Good Luck!!