勉強にも有用な場所を使うどこでも記憶法

「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2025年3月14日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する思考と行動にも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその神髄を提案して合格を支援します。

能動的な想起に基づいたノート法の実践はいかがですか

こんにちは近藤哲生です。今日は先月の反対給付に気を揉んだ日だったでしょうか。それは関係なくても今月も明日から早々に中旬。年度末で気ぜわしい一方で夏期に受験ならば、苦手科目は様々な手段を講じて合格点を取れる、得意科目は総点で一点でも多く得点できる、その様に本腰を入れて勉強に励みたい時期に至りました。

この時期を踏まえた前号は能動的な想起すなわち「アクティブリコール」に基礎付いたノートとして書き記す内容を着実に覚えることができるノート法をご案内しました。実際にこれを行ってどのような結果を得られたでしょうか。例えば「実は知っただけでやってない…」と俯いたかも知れませんね。一方で「なるほどこれは使える」と手応えを覚えた方もいるはずです。

いずれであっても肝要なことは覚えて得点ができる項目はこれをどうにかして暗記する努力。「試験勉強は暗記より理解が大事と思いたい」と太宰的な美辞で指摘できるように試験勉強の基本は暗記。であるからして記憶・暗記に関わる「オレ・アタシって覚えるのが苦手で勉強が嫌になる」と漏らす悩みが絶えない。

頭の悪い人はいないが頭の使い方が悪い人はいる

そうお嘆きの皆さんは決して記憶力が悪くない。「エッ何を言っているの」とムッとされたかもしれない。もし記憶力が本当に劣化しているのであれば、「覚えるのが苦手」と覚えているはずも無い。その悲歎こそがこれの対象こそ違え、記憶力を知らぬ間に発揮されている証である。実際は頭が悪いのでなくその使い方が悪いだけである。

他方、講座やコーチングで頻繁に賜るのが「記憶法って短時間で多くのことを覚えられるって聞いたけどどうするのですか」等と言う記憶法に関するご質問だ。まるで魔法でもあるかのような方法を使えたら受験勉強の苦労を大幅に低減できそうだ。さて、どのようにすれば秘術的に思える記憶法を使うことができるのか。今回は直ぐにでも実践できるある記憶法を再確認してみたい。

結 論

それが場所記憶法。場所は自宅や散歩道、通勤路など身近な所。記憶法とは端的に連想法。ある手掛かりから覚えたはずの対象を想起する技法。簡単に思い出せる所、「うーん何だっけ」と脳に汗をかかなくても記憶を簡単にたどれる上記の空間に存在する対象から過去問解法など必要な要点を即座に連想つまり想起できる方法だ。

どうだろうか。確かに記憶法つまり連想法と3文字漢字を目にすると難しく思えるだろう。しかし、私たちはその連想を「さあ思い出すわよ」と力むこともなく例えば「水金地火木土天海」と太陽系の惑星や「ひとよひとよにひとみごろ」と2の平方根などを言葉の調子や響き(聴覚的な要素)から即座に連想するができる。

加えて「サインは小文字Sの形から斜辺と高さの比、コサインは崩し書きしたCの形みたく斜辺と底辺の比ね」と文字の形に紐付けてサインやコサインの意味を視覚的な連想すなわち想起できる。さらに「NATO」と見ればその英単語の頭文字列から「それって北大西洋条約機構ね」と視覚的な意味の連想も可能だ。

場所記憶法の手順

記憶法と聞くと小難しいそうだ。でもその実、私たちが小学校の頃から誰でもが普通にできていた頭の使い方。決して難しくもなく特殊な方法でもないある種の頭の使い方。視覚や聴覚などである事柄を記憶すること。それの知覚を少し意識して組織化した使い方をできれば誰でもできる続いて紹介する記憶法だ。

以上を前提にして場所記憶法の手順をみていこう。
1.直ぐ思い出せる場所をイメージする
2.その空間で特徴的な場所に想起対象をイメージする
3.場所から想起対象を連想ができるようなるまで繰り返す
ご賢察のように以上は視覚的なアンカリングの手順とも言える。

anchor(錨をおろす)の進行形。「錨を降ろしている状態」を意味する。言わば心と言う船がある状態に留まっている心的な停泊、ある対象に関わる心的な投錨状況である。事実、私たちは緑信号を見たら思い出す間もなく前進したり、スマホの呼び出しを聞いたら同様に手を伸ばしたりできる。この世は全てアンカリングと言える程だ。

イメージの仕方は自分なりで大丈夫

「直ぐ思い出せる場所をイメージする」は自宅や馴染みのコンビニなど即座に思い出せる空間を想い描く。そのイメージは映画的に多彩で臨場感を覚えるのに越したことはない。だが「そんな鮮明にイメージするのが苦手」と懸念することは不要。何となく自分なりの想像ができれば事足りる。それでもその場で用事を足せるのだから。

そうでなく自分なりに想像ができなければ、馴染みのストアで何処に何があったと連想できなくて買い物することも、慣れ親しんだ通勤路で何処に何線の改札があったかも同様にできなくて通勤することも叶わないはず。だが何の迷いもなくその場その場で行動できる事実からして自分なりにその場所・空間をイメージできている訳だ。

「特徴的な場所に想起対象をイメージする」はある資格試験を事例にすると「アタシの場合ってどうするの」と不服を覚えるかもしれないの。そうした状況を回避できるように普遍的な事例、例えば自然対数の底ネイピア数の小数点以下10桁(2.7182818284)、これを事例にしてその方法を具体的にみていこう。

記憶法の基本戦略

戦略その1。覚える対象「7182818284」の特徴として、まず8が繰り返して出現することに着目する。その出現は3、5、7、9番目と奇数番である。電話番号などの数字を覚えることが得意な向きは記憶の対象が有する先のような特徴を認識するのが得意だ。その気づきを手掛かりにして数字の記憶を上手くできる訳だ。

戦略その2。その数列を71/82/81/82/84と細分化つまりチャンクダウンする。区切り毎に語呂合わせをする。71は「なーい」と叫び声。82は「脂(ヤニ)」、81は「杯・灰」、82は「ハニー」84は「箸・椰子」。日本語は同音異義語を豊かに有する。それを活用すると数字に語呂合わせを適用することで数字の記憶がうまくできる。

ここで、場所法なんて面倒そうな方法を使わなくても、ここまでの語呂合わせだけで「『なーい脂、ハイ、ハニー、箸』って外人が片言で話している筋でどうよ」と貴方が着想した。その結果、先の数列を覚えられたらある種の連想法的な記憶法ができている。それで良いのだ。さて細分化から語呂合わせをした結果を次に使う。

場所記憶法の実践

自宅を場所法に使うとする。例えば玄関、トイレ、洗面台、テレビ、食卓と5つ選ぶ。それぞれと先の語呂合わせを連結する。玄関で忘れモノに気づいて「なーい」と叫ぶ。トイレが「ヤニ」でベタベタとキモく、洗面台が灰だらけでイラッとして、テレビが「ハニー」と甘く囁き、食卓で「箸」が踊っている、などと想像する。

結びつけるそれぞれのイメージはインパクトを有するほど例えば「洗面台が『灰だらけ』じゃなくて、『杯』みたいでひいた」と形と場所とを連結しても想起が機能しやすい。また「なーい」と叫ぶ情景に焦りの気持ちを連想したり、「ハニー」の囁きにウットリした気分を想像したりすることも連想の機能を促進する。

以上のように場所から連想したい対象を面白く可笑しくイメージして結び付ける。例えば、一級建築士の法規、頻出問題である避難関係の法令を即座に検索できるようにこれに関連した法文を覚える場合、通勤路にある階段やその前後にあるものと、避難施設の法第35条、避難階段の令第119条、進入口の令第120条を連結する。

もっと簡単に実践できる記憶法

以上、場所法はチョットした遊び心があれば、連想の糸口にできる場所がそれこそ有り余るほどあるのだから、貴方も沢山のことを覚えることができるようになれるメソッドだ。しかしこれは知っただけのメソッドにしていては決して役立たない。実際に実践してこそ試験本番でも使えるテクニックにできる。

以上、いかがだろうか。実践すれば有用な記憶法をご案内した。勿論「それ早速やってみよう」とお考えならば幸いだ。だが「ケッ結局あれこれやるのって面倒じゃね」とご反発であるのならば、最も簡単で効果的な記憶法は繰り返しだった訳からして、「繰り返し過去問を解け」と以前からクドクドとご案内してきたのだよ。

繰り返し過去問を解く勉強にも健闘を祈る。
Good Luck