貴方も勉強を習慣化できる脳活法

「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2025年4月11日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する思考と行動にも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその神髄を提案して合格を支援します。

スマホのアサダチから始める朝活勉強はどうですか

こんにちは近藤哲生です。新年度が始まり早くも10日が過ぎました。何時もの様にまたは何時も以上に多忙な毎日。その多忙な状況下、例えば夏期に受験予定の皆さんは、試験日が我が身に切迫することの緊張感を薄ら覚える頃かも知れません。そうでなくてもその日は確実に刻々と到来しつつある事実は否定できないはず。

その事実に対処する一策として、前回は特に休日に「スマホのアサダチから始める朝活勉強」をご提案した。それを実践すれば合格を目指しこれを確実化する為に必須である勉強時間を確保することが叶うはずだから。さてお伺いするが、先の提案に関してどのように取り組まれているだろうか。その答えは次のようかもしれない。

それをコーチングの事例から引用すると以下の通り。
「スマホのアサダチができても朝活勉強を始めなれない」
「早起きできると余裕を感じて勉強以外のことをしてしまう」
「早起きして朝活勉強ができるはずなのに勉強開始を先延ばしにする」
以上すべきでしたいはずの勉強をついそうしてしまう言うお悩みである。

試験勉強にあるあるな逆転現象

それらは、肝心要の事、例えば家事や試験勉強、それらに関して日常茶飯事の現象だろう。やらなきゃいけない、済ませた方が良い、何としてもやるべきだ、その様に「分かちゃいる」けど何故かそう「しないことができて」いる。「先延ばし」のそれである。そう、私たち人は実に業が深く度し難い生き物である。

勿論、「それじゃ駄目」とする自覚から、成功法則や心理学的な手法など改善策を探索する諸氏も散見される。しかし、その結果は「そうするのが良い」と分かっちゃいる。だけど「そうできない」と堂々巡りの放浪をされる方が絶えない。そうできない訳は決してその方の怠惰や無能でない。そうできないがことできる勤勉や有能さである。

勉強を先延ばしにできる脳の有能さ

その勤勉や有能さは、何かをすると決めたり更に決断したりモチベアップしたりすることなく、例えば「朝起きたから」「食事をしたから」「帰宅したから」とある出来事を切っ掛けに何となく関連した行為を必達にする様だ。つまり、それは習慣化に裏付けられた行為の様だ。ある繰り返しを脳が習慣化して自動的つまり無意識に行わせる事象だ。

その様子が勉強の開始に際して、「勉強を先延ばしにしよう」などと意図もせず(それが有用か無用かはさておき)繰り返すと、これを脳はそうするのだと有能に勤勉に学習する。結果、それを先の様に次も再現できる。無意識に以上のことを必ずなし得るので勤勉がつ有能なのだ。そうできる我々の脳機能は極めて有用な資質だ。

だが、ご賢察のようにその資質は合格を目指す事を遠ざけることがあっても、決して合格を目指すことに有用性を発揮していない。「ん、じゃ、合格できる様にどうすれば良い訳?!」とこめかみに青筋の立つ前にその対処法を「決めた通りに勉強できる習慣化の手順」として今回も再確認してみたい。

結 論

それが習慣を獲得してきた脳機構の活用だ。私たちが習慣つまり同じ事を繰り返し行ってきたことが結果的になにげもなくできる様になった生活の決まり事を体得できてきた脳の学習機能を利用する方法だ。脳は繰り返し行ってきた事を学習する。生活様式として学びそれを確実に再現する。それを意識の有能から無意識に有能に変容する。

それは以下の3ステップで行う。第一に「決めた通り」無条件に勉強を始める行為を繰り返す。第二にどうしようかな等と一瞬でも考えずにやれば必ずできる極小ステップで勉強を始められる工夫をする。第三に第一と第二を必達にできる環境整備である。以上で習慣を獲得する脳機構の活用ができる。勉強の先延ばしを解消可能だ。

悪い習慣はこれを良い習慣で上書きする

第一は「だだ無条件に」としたように、例えば仕事で疲れを覚えていようが、早起きして多少眠気を覚えようが、日頃に淡々とトイレを済ませたり、洗顔をしたり、歯磨きをしたり、アレコレと条件を付けずにつまり自分の取引なしに淡々とまるで習慣にしているように勉強する。同様にして勉強を始める行為を繰り返す。こうすることが勉強を愚図る習慣を書き換える。

「あれこれあった時にそれって無理」とする反論は想定できる。だが前述の「だだ無条件に」できている諸々の行為は多彩な条件と関係なくこれを行えている有能さの下にある。その事実に基づいて勉強も同様に取り組むことを提案可能だ。日頃の様々な欠かさない行為は「あれこれあった」としても行う繰り返しによってできてきたのだから。

勿論「でもヤッパ勉強をそうするのは無理」の向きには配慮しよう。その方法が「ヤッパ勉強をそうするのは無理」と感じつつもなにげに歯磨きするかの様なフリをして勉強を始める行為だ。そのフリは、幼少期にイヤイヤながら歯磨きをしているうちに、そうすることが当たり前になったように当たり前になせる。繰り返せば習慣にできる。

上記のことは「やる気になったら」などの条件が満たされたら勉強するとしない。「やる気がなくても」それらに一切関係なく、自分と一切の取引をせず、決めた通りに勉強をする。先のように条件が満たされたら勉強すると繰り返した行為が勉強を先延ばしを習慣化した事実から、それど同様に無条件に勉強する事を繰り返せば良いのだ。

やれば必ずできる極小ステップで勉強を始める工夫

第二に、上記の習慣化が更に容易になるように、前述したようにソク勉強できる状態にハマる工夫をする。その工夫は、やれば必ずできる例えば参考書を一段落だけ読んだり過去問を1問だけ解いたりする取り組めば必達できる課題から始める行為だ。これが意欲を司る即座核を刺激して知らぬ間にそうする人のやる気を亢進してくれるからだ。

「やる気があったら勉強をしよう」とする人は決して少なくない。しかし、そう待っている間は勉強をする刺激がないことから、待てど暮らせど一向にやる気の出てくる様子がない。結果、勉強をすることが叶わない。そうするのでなくてやる気がなくもやれば必ずできる極小の勉強でもこれを始めると後からやる気がでてくる。

勉強の習慣化を助ける環境整備

第三に第一と第二を可能にする環境整備は、第二の方通りに勉強を開始できるように勉強机には参考書や法令集そして過去問を常備する。例えば昨日に取り組んだ項を開きっぱなしでそれらを机に伏せておく。そうした書籍を開けばソク勉強を開始できる状況を維持する。「アレって何処だっけ」せずに済む環境を維持する。

その一方、環境に破壊的な影響を及ぼすスマホやゲーム機そしてテレビのリモコンなどこれら一切を勉強の場から遠ざける。特にスマホは機内モードにして着信音など勉強の気をそらす一切を排除した上で更に勉強する場から別の場所などにこれを置き去る。身近に置くだけで集中力を阻害する事実が明らかなっているからだ。

勉強の習慣化にご褒美を

以上はどうだろうか。例えば「何かご褒美があったら良さげ」だろうか。そうであればその考えはとても有用だ。無条件にやれば必ずできる事から勉強を始められた自分には、例えば「ヨクできました」とお満面の笑みで自分に賞賛の言葉を贈ろう。大好きな1口チョコでも食べさせてあげよう。そうできたご褒美を直ぐに受け取ろう。

ある事ができたら、その様に報酬を与えることは例えば「無条件に勉強を始めたら嬉しいことがある」とする条件反射を脳神経組織に構築する。NLPをご存じであるならば、行為とその報酬とが、勉強したくなるアンカリングを形成する。そうなれば、勉強する事がやる気の有無や気分の良否を凌駕してやりたい習慣に転じるはずだ。

鋏と三日坊主とは使いよう

最後に「でもオレ・アタシって三日坊主だから無理」としたご懸念に応じよう。仮にそうであるならば、三日坊主単位で勉強に取り組めば良い。その単位を10回繰り返せば1か月、10回の三日坊主の単位を12回繰り返せばほぼ一年の勉強が可能。三日坊主の単位で勉強を組み立てればその勤勉・有能から試験勉強ができるからだ。

例えば、一級建築士の受験生で「オレ・アタシって法規や構造の苦手な勉強って三日坊主」ならば、月曜日から水曜日の三日間を法規、木曜日から土曜日の三日間を構造、日曜日にそれらの復習をする。そのように三日坊主の単位で勉強ができる様に準備つまり学習計画をしておくのはどうだろうか。三日坊主ができるのだからだよ。

三日坊主という人種はいない。三日坊主と言う有能・勤勉さを活用しない人が散在するだけだ。いずれにしても私たちは有能・勤勉に満たされている。それらをどのように使うかそれだけで合格を目指す事の確実性を好むように変えられる可能性に満ちているということです。

仕事も勉強も計画通りしたければこうしよう。「やるかやらないか」と迷ったら「やるか何時やるか」と考えよう。そうすると貴方も最良の答えを得る事ができるばずだ。その答えはそう「今」である。

合格を目指した勉強の習慣化に健闘を祈る。
Good Luck!