合格を目指せる参考書の読み方を確かめる方法

「マインドマップ資格試験勉強法」改め
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2023年12月1日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目する。
合格を目指す貴方にその型を提案することで合格達成を支援します。

こんにちは。
NLP資格試験コーチの近藤です。

今日から師走。
偉い人達も走るほど忙しい時。
今年も残すところはひと月たらずだ。

参考書や法令集の読み方に関する心配や不安

勉強の進捗はいかがですか。
例えば参考書の読み込みは順調でしょうか。
そうコーチングで問いかけて帰ってくる声は以下のとおり。

「読んでいるけどチャンと読めてるか心配」
「読めたはずなのにキチンと解っているのか不安」
「マジメに読んでいるのに要点が解っていなきゃヤだ」

なるほど。デシラを解消できる、つまり頻出問題の解き方を理解して知る為に参考書や法令集を読解する訳ですから、上の声は当を得ている。しかし、それらの心配、不安や嫌な気持ちは、これらを放置したまま自分に勉強を強いる勉強の継続は無理筋だ。嫌気をまして酸が金属を溶かすように勉強の意欲を腐食してしまう。

参考書・法令集の読解と理解に関わる不安や懸念を覚える時、
その解消は意欲的に合格を目指す為に喫緊の課題。
さてどうしたらできるのでしょうか。
今回は参考書や法令集の読解を判断する方法を再確認しましょう。

読解の心配や不安を解消する方法

結論

その方法は読解箇所にリンキングしたデシラの過去問を解くことです。学校の教科書で単元毎にあった例題を解く事に似た感覚でそうする。ダルかろうが面倒くさかろうがそうすることが最も効果的だから。

参考書や法令集を読む目的は「読めたみたいだから勉強はバッチリ」と勘違いを抱くことでない。デシラだった過去問の解き方を理解し結果的に知り覚えることに資する知識や技能を得ること。だったら、リンクしたその過去問を解いた結果は、参考書や法令集の読解がデシラをデシルに転じることに対して機能した程度を明示しているはず。

読解した章や節、段落にリンキングしたデシラの過去問を解いた結果が誤答だったりまぐれの正解だったりしたらどうか。それはチャンとキチンとマジメに参考書や法令集を読解していたつもりでも的を外している。読めたつもりになっているだけ。そうしたつもりの気分的な勉強を続けることは試験本番で決して合格点をもたらさない。

正しく読解できていなかった場合の対策

その対策はデシラを解消する(デシルに転じる)為に必要だった知識や技能に関する自らの誤解や誤読(これは解答解説を読めば解ること)を素直に認めて、その誤解を解消できるようにデシラにリンクした読解箇所を正しく再読すること。そうしたら、読解箇所にリンクして誤答していた過去問を再び解く。デシラの過去問を正答できるまで繰り返す。

付け加えるが、ある箇所を読解する度に上記の試行錯誤を繰り返していると、別の箇所に関わるデシラ解消の読解を進められなくなる。そうするだけの頭を隠して尻を隠さずのデシラ未解消の不合格勉強法に陥るのではなくて、読解の可否を確かめるデシラ過去問を解くことはある程度まとめて例えば週末に行うことが現実的だ。

デシラの解消をする知識や技能は関連づけで育つ

デシラの解消に資する知識や技能は、これ単独で機能することもあり得るが、大抵はあることに関わる知識や技能これ自体が他のそれらと関連する知識や技能と関連づくことで理解できて結果的に身につきやすい。つまり、これの関連情報を多く持つことでデシラをデシルに転じられる水準に学習者を到達させてくれる。

そう言えば英語学習についてよく耳にすることを思い出した。それは、英文法や英単語(これの発音)の知識が一定規模の関連づけを有した時点でヒアリングその結果として英会話が可能になることだ。別に英会話でなくて母語に於いて幼児が急に話し出すことの背景も両親が沢山のことを教えた結果で起こることからして同様のことだ。

対して、「ググれば何でも分かる時代に知識って時代遅れ」と反感のあるだろう。確かに、講義の板書はスマホで写す。ネット記事の要点はコピペでもスクショする。そうすれば何も覚える必要もない。だが、ググる為の鍵語を知識として不知ならば検索のしようない。写したことやスクショしたことに関する言葉が知識になければ、そうしたデーターを後で探すことも難しい。知識がない人やそれば貧しい人は自身をして無知の地平線を広げる。

クリスマス時なので聖書の一節を換骨奪胎して述べよう。
「知識に富める者はこれにますます富み、それに貧しい者はこれにますます貧しくなる」

資格試験の勉強とは

上記についてどう感じただろうか。
「エッ、結局さ、いっぱい勉強しろってことなの」
「何だよ、あんましタイパの良い勉強法ってなくね」

そうご賢察の通りだ。キチンとチャンと真面目に合格点のとれる技術論としてデシラの過去問をデシルに転換しようとする勉強は、単にそう言われる態度論的な勉強する水準にあるのでない。そうではなくて、デシラの解消に必須の知識・技能を学びつつも、それらの関連情報も旺盛に学び知的な高みを目指す技術論的な水準に受験生を誘うのだよ。

専門分野の知識や技能に広い裾野を持つ人をして有資格者と言う。貴方に1つ問いたい。ある問題の解決策を提示してくれる有資格者に相談するとしよう。資格試験にギリギリで合格したような資格者と、あふれるばかりの知識・技能で合格した資格者と、さてどちらに金銭を投じてまで相談をしたいだろうか。言うまでもないことだね。

そうであるのに、「自分はギリギリで合格できればいいの」では事の筋目が通らないはずだが、仮にそうであるのなら好きにされれば宜しかろう。いずれにしても、有資格者として試される時は到来する。

その有資格者を目指す試験勉強をしているのが受験生だ。
資格試験の勉強とはそういうものなのだよ。
む、説教臭くなって済まない。

誤読解消の読解にも健闘を祈る。
Good Luck!!