NLPで見えるピーピーの正体

英語学習で遭遇する厄介物は動詞が時制で変化する様子。
その1つは今回の主題としたピーピーだ。

「それってナニ?」
素朴なご質問にお答えしよう。
ユーチューブ「がっちゃん英語」のウプ主、
または「がっちゃん英語」著者であるご当人が、
それが「オシッコおしっこ」とからかう過去分詞PPだ。

過去形と過去分詞の共通点と相違点とは

例えば”mak-made-made”と現在形と過去形そして最後尾のそれだ。
両者は似て非なることから英語学習の初心者を大いに悩ます。
結果、英語学習の道程で多くの行き倒れを生成してきた。

過去形とこの分詞、その共通点は「過去」との関連だ。
要するに共なる時制が過去であることだね。
2つ相違点は前者が動詞であるが後者が形容詞的に機能すること。
PPは例えば受動態でbe動詞を介して主体の状況を形容する。

NLPの未来を前方に過去を後方にした直線的な時間軸で両者を視よう。
そこに於いて前者は現在と分離した後方に過ぎ去る。
サブモダリティ的に言えば「遠い過去の出来事」と言う奴だ。
だが後者は「とある時点から過去」を表する。
とある時点は決して過去に限らずに未来でもよい。

とある時点から過去の例文

うん実に見えない話なだね。
それをGemini君に例示してもらおう。

I will have finished my homework by 8 p.m.
午後8時、未来の時点までに宿題を完了すると表現。
We will have been living in Japan for 5 years next month.
「来月」という未来の時点までに、
「日本に住む」という動作が5年間継続していることを表現。

かように過去分詞は未来のとある時点の過去を表現する。
そして単独で機能しない。受動態ではbe動詞と共に上記ではhaveと共にして機能する。

haveのサブモダリティとは

NLP的に視るとさあどうだろうか。まるでhaveが過去分詞で表される状態をある時点まで引っ張るかのようだ。特に2例目はある時点での現在の状態”been living”を”next month”までタイムラン上で”have”が引っ張る、つまり継続していることを見事に表している。”have”に引っ張る身体感覚のサブモダリティがあるかのようだ。

以上のようにNLP的にPPを観てみると、
英語話者の言語的な深層構造が見えてきそうだ。

「ん、よく解んない」

そうであるのならば拙い説明のせいだろう。
そうお感じの向きには下の著書もきっとお役にたつだろう。
PPに関する「がっちゃん英語」ユーチューブ動画をNLP的に解いたのだから。

がっちゃん英語
君に読ませたくて創った文法書
著者:ごく普通の外国人 がっちゃん