「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2026年1月16日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する思考と行動にも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその神髄を提案して合格を支援します。
得意な知覚で先延ばしを止める方法はどうしていますか
こんにちは近藤哲生です。前号は先延ばしを止める方法の御案内。特にしなきゃイケないと分かっている勉強の先延ばし。このやめ方を普段は知らぬ間に使っている視覚や聴覚など知覚つまりイメージを介してそれを止める方法を今夏の受験を考えるとあまり時間がないのでご提供しました。これをどのように実践されただろうか?
勿論、「オレ・アタシは先延ばしなんてしないからフヨウ!」だった諸氏はその調子で今夏の合格を目指してバリバリと勉強に励まれるように心からご声援をお送りする。だが、「ヤカッチャいるけどその方法を使うことも先延ばしシチャウ」と呟く方々も少なくないはず。人は良くも悪くも現状維持を好む度し難い生き物だから。
新年にあるあるな困った悩みやご相談
試験勉強に専念したい時期が到来しつつも次の様な声も絶えない。
「今から頑張れば夏の受験に合格できますか」
「年明けから頑張れるはずだったのにそうできなくて」
「この時期から夏の試験に合格ってどう勉強したらできますか」
それら短期で勝利を目指す諸氏の問いに答えることは実に困難。
例えば社労士の合格を目指す場合、初学者はこれに千時間の勉強時間を要するのが相場。8月の受験まで七ヶ月あるから約150時間/月、一ヶ月を30日として5時間/日の勉強をする。毎日に休まず5時間の勉強をする生活となる。且つ週に五日は通勤しながらこれを実践することは針の穴にラクダを通す事に似るのだから。
ご相談はお客様相手であるからアレコレと策も提示する。でも「だから去年の秋に勉強を始めて」と強く提言したのにそうしていなかった実態に呆れもする。ここにも人の先延ばしに関わる無能や怠惰でなく有能と勤勉を認知できる。始めれば簡単に勉強を続けれらるにも関わらずしないことに有能と勤勉を発揮してしまう。

余裕を持って勉強すると得なこと
これはどうした事か。確かに「試験日が迫った日程だとやる気になれる」とする向きが存在する事実はこれを認め得る。学生時代、定期試験の勉強を想起すれば大方の皆さんが一度や二度はギリギリの日程、むしろ一夜漬けで試験に臨んだことだろう。その様な状況下に満ちるストレスは否応なく焦りの別名としてやる気を出させるからだ。
だが、そうするのでなく余裕をもって勉強するに越したことはない。前述のストレスの圧力から受動的にやる気がでるのでなくて、記憶や理解に寄与するリラックスした状態で勉強に臨める。試験勉強として行うべきことを心置きなく実践することが叶うからだ。
そのように勉強すれば試験勉強の本質を実践できる。結果、高得点を獲得できる。勉強に関して「私・オレは勉強できる」と自己効能感を体得できる。AI全盛期の今、それは人もAIに淘汰されない学びが求められるご時世に於いて極めて有用な内的な資源だ。では試験勉強の本質は何をどうすればこれを極めることが可能か。

試験勉強の本質は誤答から正答への転換
特に資格試験で合格を目指す為の中核が正答を目指して過去問を繰りかえして解くこと。この行為は言うもでもなく特に本試験までの勉強で、この初期や中期に愕然とするほどの誤答を生成する。勿論、正答に資する知識や技能が貧しい故にその誤答のある事実は当然である。これを悲しむ暇があったら先の知識や技能を獲得する。
その行為をして試験勉強と言うのであって、漫然と法令集や受験参考書を通読したり視聴覚教材を視たり聞き流ししたりする行為は「試験勉強をしているよ」とした自己満足である。その効果検証としてそのまんまで答練や模試に望んでみればその効果・結果が「何も覚えていなかったね」と明瞭に評価を返してくれるからだ。
よって、試験勉強の本質は誤答から正答への転換を目指して、法令集や受験参考書を「読解」したり視聴覚教材を「学習」したりするのだが、ここで大切なことはただ「要点を掴めたら良いな」としない。そうでなく「あの誤答を正答に変える情報は何か」と目的を持って読んだり見聞きしたりする。脳が目的指向で機能するからだ。

脳が目的指向で機能する仕組み
その仕組みはRAS(網様体賦活系)である。情報をフィルターして人が関心を持ったことや必要だと意識した情報を自動的に選択・強調することで、目的指向的な行動をサポートする機能を発揮する。「情報をフィルター」するから本質を目指した試験勉強に関係ない周囲に溢れる資格や聴覚に関わる雑音もより分けてくれる。根性や気合いを要せず自然と「集中」をもたらしてくれる。
またその機構は覚醒と意識レベルを調整する。大脳皮質全体を賦活し活性化させる。意識レベルを維持して調節するので、「勉強したいのにネミー」等という寝言も遮断してくれる。誤答を正当と転換する目的にとって「重要」な情報だけを選別し、意識に上らせる。重要でない情報は無視される「集中」をさせてくれる。
加えてその働きは関連情報の収集。過去問の誤答を正当に変える目的に関連する情報を無意識のうちに集める。例えば、職場で建築士の受験生が確認申請の書類作成をしていて意識することもなかったのに「あの問題で誤答した問題ってこうして正答できるんジャね」と突然に気づける。勤務時間内に合法的な勉強ができる訳だ。

脳が目的指向で機能する効能
前述の様に脳が目的指向で機能を基礎付けるRASは「情報をフィルター」した。解いた過去問の誤答を正答に転換する為に有用な情報と無用なそれとを自動的に漉し分ける。加えて、勉強に有用な例えば読解した法令集の要点と無用な「オレ・アタシって合格できないかも」などのような不要な内的雑音もより分けてくれる。
目的指向、目標達成指向で機能するRASは「そんな根も葉もない不安や心配をする暇があったら、誤答を正答に変える情報に集中させてあげるよ」とも働く。「あの誤答を正答に変えるには何をどう知れば良いの」と勉強していれば、心配や不安を覚える心の不要な情報も知らぬ間により分けるからだ。皆が好きな集中をもたらす。
更にRASに限らず脳機能の特性は自らが発した情報を自らに再帰する自己フィードバックを発揮する。例えば、ただ読んだり聞いたりする勉強よりも、そうした後でその要点を暗唱したりノートに書き付けたり人に説明したりと情報発信をすると効率的に記憶できる。勿論、誤答を正答に転換する過程でも同様の作用が期待できる。

誤答を正答に転換する過程もメタ学習になる
事実、誤答した過去問を解き直して正答を目指す勉強つまり誤答を正答に転じる情報出力はこの過程や情報がこれを行った脳自体に再帰される。誤答を正答に転換する過程そのものを学ぶメタ学習になる。結果、過去問を繰りかえして解く勉強は誤答を正答に転換する過程を次第に早く正しくする。本試験でも効力を発する。
何故ならば、御案内の通り、本件の設問その7割から8割が過去問の組みあわせで作成される。よって、過去問を繰りかえして解くことで誤答した問題この全てを確実に正答に変える勉強をすれば、自ずと本試験で各科目の合格基準と総点の基準を満たせる得点が可能となる。以上、試験勉強の本質は誤答から正答への転換であった。
最後に「合格にするのに必要な参考書や法令集の全部が勉強できるの?」とのご疑念に答えよう。前述の転換を目指して勉強をすると全部が勉強できるか否かでなく、それを目指す為には否応なくこの為に必要な要点を漏れなく重複なく勉強することになる。なに心配はいらない。試験勉強の本質はそのように勉強させてくれる。
試験勉強の本質に対する健闘を祈る


