「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2024年12月13日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目。
本誌で合格を目指す貴方にその型を提案し合格を支援します。
シン・ティーチング勉強法はいかがでしたか
こんにちは、こんばんは。
その結果はどんな感じでしたか。
NLP試験勉強法コーチの近藤です。
まず振り返りから。シン・ティーチング勉強法を実行してどうだったでしょうか。例えば「中学生にも分かるように説明するのは説明の内容を自分が分かっていないと無理」とか「分かりやすく説明できなかった結果から自分が知らない事実を知れて衝撃」など学び方を学ぶ最初の一歩が始まったかも知れませんね。
勿論、デキない、知らない、それらの自己有能感を低減する認知を得ることは決して快くない。だがそれらの認知はこれが自己成長の契機であると思いなして知る・できる為の勉学を起動できれば大いに有用。その行為が継続し拡大し続ければ、合格を目指す行為に対して多大な力を付与するのだから。
今年も残すところ2週間と少し。次の試験が初受験の方は当初の計画に比した現在、勉強の進捗はどだろうか。他方、再受験で次の試験で絶対に合格したいと念じている再受験の諸氏は、去年と今とを比べて見ると、今の勉強はどのような違いを自覚しているだろうか。各々が比較検討すると分かる事は何だろうか。
気合いや根性で乗り切ろうとした受験生の行く末は
先の問に対して、例えば「過ぎたコトを振り返っても仕方がないから、後は気合いで頑張る」「去年とあんまし変わんないけど、根性で合格目指す」とした思いがあるでしょう。合格まで長期を有した私の経験が同様の思いを想起させるのですから。では、そのような精神論で次の受験に臨むことはさてどうだろうか。
そもそも資格試験は受験生の各受験科目の得点と総点とに課された合格基準を満たすか否かの指標で合否を決する。そのその合格点は合否の考査に公平を期すために設定された「客観的な」指標。決して根性や気合い、頑張りがあったから合格になるなど決してない。これからすると精神論的な受験勉強の末路が見えてくる。
その結果は「あんなに根性を出したのに不合格だ」「超気合いをいれて勉強したのに不合格って何よ」など極めて残念な様相を呈するはずだ。前述のように資格試験は主観でなく客観的な尺度で受験生の合否を決める。先の精神論と無関係にただ合格基準を満たせた得点ができた勉強をした受験生を合格にするのだから。
望ましい未来の為に何をする
勿論、「悲しい未来は嫌だ」と誰もが思うはず。仮にそうであるならば「では、望ましい未来を得る為に、残り僅かになった今年中に何をしますか」とお伺いしたい。やはり「うん、気合いを入れて(根性出して)勉強だ」であるならば、その勉強はその精神論に応える行為として何をどれ位どうするのか。
何れにしても、来年の夢を果たすために、前倒しの初詣をすると言った精神論的な行為とは別に、受験生である貴方は今年中に何をすること有用なのでしょうか。今回は来年の合格を現実化する為に今年中にすべきことをご案内したい。
結 論
それが止観選行。「エッ、四文字熟語ってヤだ、年寄りが好きな小言?」とお考えだろうか。それは小言でなくて、これが出来ない場合は、合格と言う目標が達成できなくなる想定もあり得る大事である。その達成は現在の状態と望む状態との差異を埋める行為だから、その差異を知覚する現状認識とその差異解消の循環で成り立つ。
まずは現状認識。試験勉強を始めて今までの結果を止まって観る。但し反省や沈思黙考は無用。当初に計画した勉強量に比べた今の勉強量の達成度は何割か。更に適した指標で言えば当初に目論んでいた過去問の正答率は当初に目指した率に比してその達成度は何パーセントか。左様に客観的な止観(レビュー)をする。
止観した結果から、デキていないことや知らないこと、つまり当初の目論見に比べた不足を把握する。例えば先の止観を実践する方法として、6割の正答率を目指せるとして過去問を解いた結果が5割のそれだったとしたら、その違いを創った違いを具体的に何に対するどのような知識や技能の不足があったのか。それを明確にする。
無知の知と無知の無知
「頑張ってきたのにそれを観るってヤだ」と避けたいだろう。合格に資することを出来ていない自分や無知な自分を認めることは決して快くない。だからと言って現状をレビュー出来なければ、人の有する現状維持と言う現状改革に伴う苦痛を避け前者のぬるま湯につかり続ける快感領域に留まり、その結果は言わずと知れた事。
ご案内の通り、学習に於いて最も肝要なのが「無知の知」、知らないことを知ることだ。無知の知は知らない事を知った事に転じる為の学びが惹起する。逆に、「無知の無知」のままだと「いまのままで大丈夫だあ~」と人は夜郎自大な快適領域の住人で終わる。知に資する有用な教材が身近にあろうともこれが活用できない。
止まって観たら選択せよ
次に選行だが、まずは選ぶことから始める。先の不足を埋めるには減らすことと増やすこと選ぶ。例えば、一級建築士の受験生、悩ましい受験科目(だがこれを制すれば受験を制する)の法規で、過去問で正答率の1割欠損を埋める為の勉強を増やす為に、減じるのはスマホ使用の1時間、増やすのは過去問15題/日とする。
勿論、当初の見込みと現在の状態とを止観して、認知できるその違いを創った違いは他にも有るだろう。例えば、勉強時間を確保する為として当てにしていた通勤時間だが、実際はいままで勉強ではなく雑誌を読んだりスマホを弄ったりする時間だったら、そうする事を減らして増やすこととしての勉強は何をどうするかを選ぼう。
でも「スマホの時間を減らすのって無理」と反感を覚えるだろう。だが次の工夫をすれば決して無理でない。例えばスマホの画面に隙間なく並ぶアプリを一画面に一列くらいまで削除する事だ。どうしても使いたい時はまたインストールする。人は面倒を避けたい生き物。その面倒が貴方のアプリ依存症を解消してくれる。
以上のようにして選んだ対象は思ったり決めたりしただけでは駄目。すると脳はそれらを真面目に失念してくれる。そうなっては止観した時間が無駄になるので、止観して選んだことは数値化して「○問/週の過去問を解く」と手帳やノートなど即時に確認しやすいように紙に書く。要するに学習計画を修正する訳だ。
止まって観て選んだら行動だ
以上、「止観選」をしたら仕上は「行」である。これはご賢察のように行動または実行を意味する。何時からその意味を現実化するのかだが、どうだろうか。勿論「今年中は色々と止まって観て選んで」新年から実行したくもあるだろう。それって何だか縁起が良さげだから。だが、選んだことを今から行動に転じても決して悪くない。
善は急げとも言う。実際にやってみるとどうだろうか。止めるはずのことが止められない事実や、修正した学習計画に適切な調整を加える必要も再び止まって観ることが可能だ。つまり、再選択の可能性を増やせる。ひいては望む合格をより確実にすることも叶いやすい。さて貴方はどうしたいか。うん好きにすればいいさ。
止観選行にも健闘を祈る。
GOOD LUCK!