1995年、僕がNLPを福岡から東京に出かけて学び始めた頃の笑えない話です。
「NLPって夜間着陸訓練(Night Landing Practice)で自衛隊にでも入るつもりか」と知人に誤解をされたり、「LPガスの取り扱い免許でも取るの」と家族にNを落とした聞き違いをされました。
その当時、僕の学び始めたNLP(Neuro-Linguistic Programming )は、これに耳慣れない人が勘違いをすものだったのでしょう。最初に読んだNLPの本は心理学でなくパソコンのコーナーで買った東京図書「神経言語ブログラミング」でした。
NLPがもたらす望ましい変化とは
NLPは夜間着陸訓練や言語処理プログラム(Natural-language programming)ではない。原題( Neuro-linguistic programming )から「神経言語プログラミング」と邦訳されます。端的に言えば「望ましい変化の為に脳を使う心理的な技術体系です。望ましい変化の一例を以下に挙げます。
- 目標を明確にしてそれを達成できる自分になれる
- 先伸ばしをしがちになる仕事や勉強に強い意欲を持てる
- 肥満を招くような食べ物に対する欲求をコントロールできる
- 営業やスピーチなどでよくある苦手意識を短時間で軽減できる
- 健康を損ねがちな喫煙や飲酒などへの依存を絶てるようになれる
上記を目にしていかがでしょうか。例えば、「ナニよさげなことを言ってんの」「ホントに何だか怪しいな」と感じたかも知れませんね。1987年、新宿の紀伊国屋書店で偶然に初めてNLPの本「神経言語プログラミング」東京図書刊を手に取った時、「ゲッ、何だかカルトみたいだ」と眉につばを付ける思いで少し立ち読みをしたのですから。しかし、少し読んでみて一級建築士の資格試験勉強を想うに任せずに時間を浪費していた自分にも有用な感じをNLPに覚えました。遂にその本を買ってしまったのです。その結果はどうだったか。
(尚、上記で触れた書籍の新装版はこちら「神経言語ブログラミング」同刊です)
NLPを構成する三つの要素
試験勉強を本気でやれない(それはNLP的に突っ込みをすると「やれない」無能なでなく「しないことをできる」有能な)自分に少しずつNLPを使ってみると、苦手意識を持っていた受験科目に親しみを覚えたりそれをもっと勉強できるようになったりしたのです。以前に学んだ心理技法(カウンセリングやゲシュタルト、交流分析や家族療法)の仕組みをNLPが統合したものであることを実感できて、目から鱗が落ちた様な感覚を覚えました。結果、念願であった資格試験の合格も果たせました。
ではNLPはどのような事から成り立っているのか。
その研究対象を簡単に列挙すると次の三つです。
それぞれについては別項で詳しく述べます。
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