合格を目指して必ず勉強ができる方法

「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2025年2月21日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目。
本誌で合格を目指す貴方にその型を提案し合格を支援します。

朝型で勉強する方法ってどうでしたか

時は遂に下旬。
残す所は1週間弱。
この月は逃げるのだった。

前号、朝型で勉強をする方法を確認した。それは本試験を視野に入れ、かつ合格を目指して集中的に勉強することを可能にする状況を自らに与えるものだった。今夏に受験するとすれば、知的長距離走である試験勉強は折り返し時点にさしかかったと考え得ることから、それを実践することが有用であるからだった。

例えば、先の提案に対して「うん勉強できて有意義な週末になった」のであれば今週末、来月からも是非ともそれを継続されたい。勉強時間を稼ぎつつ本試験当日に午前中から最高の実力を発揮する為に大いに有効な試験勉強であるのだから。しかし、コーチングの経験からして、次のような嘆きや反論があるのは承知している。

それを列挙する。こんな声となるだろう。
「平日の疲れが溜まっていてそれって無理」
「できれば良いのは分かっているけどやれないよ」
「休日に『それができれば苦労はしないわ』って感じ」
試験勉強の折り返し時点でそのような様相はいかがなものか。

言い分けし続けた受験生を待つ状況

仮に今は半年先に受験の時点だとする。受験生にさほどの切迫感を与えないかもしれない。特に本試験が未経験の初受験にあたる諸氏におかれては、人は失敗たとえば不合格という経験から学ぶ生き物であるからして、そうであっても仕方ない。対して再受験の皆さんはこの時期が既に緊張感を覚えるべき時とお感じのはずだ。

初受験の方はこの時期に「試験って半年先だから合格するのって今から頑張れば楽勝」等と余裕を噛ますかもしれない。だがどうだろうか。暦が進み暑さを覚える時期になると資格試験に有用な対策である過去問を解く時点で正答率が合格水準に届かない自らの状況からして、当時の余裕が勘違いだったことに気づくに至る。

この時期に余裕を噛ました受験生は「半年前からもっと勉強をしていれば・・・」と先に立たない後悔をする。何故そう分かるのか。合格するまでに長期を浪費した私の経験が事細かにそれらに関する想起をもたらすからだ。もしそうなる蓋然性を貴方が実感できるのであればそのリスクを回避することはどうすればできるのか。

その答えは、手法の類がいずれであっても結局のところが勉強すること。だが確実に勉強することはどうすればできるのか。今回は合格を目指してすべき勉強を実行できる方法を確認したい。

結 論

それは”Do it” 。「やるんだ」と実に明解。どうだろうか。「ケッ根性や気合いの根性論かよ」「それができれば苦労はしないっーの」とご立腹だろか。しかし、様々な有用で効果的なノウハウも結局はこれかなければ実に虚しい。単なる言葉遊び、空語に過ぎない。”Do it” さえできれば様々な手法を不要とするほどこれは究極のハックだ。 そもそもハックなどない。あるのは”Do it” だ。

以上、最も大切な要諦を確認した。
今回は以上で筆をおく、否、打鍵を止めたい。

だが、これで終えてはそれこそ虚しい精神論に墜ちるから、”Do it” ができる方法を具体的に再確認していこう。それは「あることを行えばこれが達成可能な大きさにして必ず実行する」だ。これは例えば10年間分の過去問を解く勉強に使える。達成可能な大きさにすることは細分化の手法。必ず実行する行為は強い意志力をも培う合格後にもこれが使える一生モノ。

“Do it”を実際の勉強に還元する

一級建築士の合格を目指す受験生の場合、先の過去問を解くことは、125問/年×10年から1250問を解くことだ。本試験で設問を見た瞬間に解法を想起できる、結果として合格水準を余裕で満たせる得点力を発揮できることを目的とすると記憶の法則から、その問数を一定の期間を経つつ5回解くから、総数で6250問だ。

さて、これを”Do it”と言われてどうか。「それって無理ゲー」と思ったとしたら、その時にこそだよ、一頭の牛を一口サイズに小分けにして食べ尽くすことに例え得る前述の細分化を先の過去問を解く勉強に適用しよう。仮にそれを五ヶ月で必ず実行できる様に考えると1250問/月、約312問/週、約42問/日と細分化できる。

「1日に分けてもできない」と思うのはまた早計だ。これが達成可能な様にすると朝勉で21問、帰宅後に21問と分けられる。本試験のように3分/問で解くとすると前後は約1時間となる。これができないだろうか。確かに初学者でまだ勉強を始めたばかりの向きにはそうかも知れない。だがこの時期にそれはあり得ない。

できないにする自分ってどうよ

資格試験の勉強は、本試験が出題の殆どを過去問の組み合わせから行うことからして過去問を解けるように法令集や参考書を読解して知識や技能を蓄える。それらを本試験で発揮できるようにする為に仕上として過去問を繰り返し解く勉強で解法として脳内に変容させる。以上の勉強を既に行ってきたはずだからである。

そうであるならば朝晩に上記の勉強を実行することは「これがやればできる」こと。むしろ楽しみにできるはずだ。であるのだからここまで課題を細分化した後は合格を今も目指しているのであればやればできるのだから「必ず実行する」のだよ。どうだ容易い事だろう。実行の対象をやればできるサイズまで小分けにしたのだからね。

かつ実行すると決めたことを「必ず実行する」経験はそうしたことを「私はできた」と自己承認できる結果として自己信頼を養う。つまり「自信」を育む。且つ自らが前述のように選択した対象を「必ず実行する」意志力を養成してくれる。この結果は合格を果たし有資格者として活躍することに大いに貢献するはずだ。

実行可能な行為の繰り返しは意志力となる訳

恐らく「そうすることがなぜ意志力を育てるの」と訝しいだろう。説明したい。細分化したこれが実行可能であるにしろ、これを継続に努力して成し遂げようとする行為はご賢察のように様々な状況のある中で難しいが、意志力や粘り強さに関連する脳の部位である前部中帯状皮質を大いに刺激してこの神経組織を強化して物事の遂行を可能にする意志力を培う。

その好例はできる大きさの勉強を継続して合格を果たせた人たち。やればできるにしろ困難な活動に継続的に取り組むことで意志力を鍛えた。脳神経科学はこのような日常的な自己挑戦が前述した脳部位を活性化して意志力の強化につながると証した。そのような合格者は単なる資格ホルダーに留まらず強化された意志力の所有者なのだよ。

以上はまだクドクドと解説できるが再確認であるからここまでにしたいが、いかがだろうか。なるほど「でもそれができれば苦労はしない」つまり「それってできない」とお考えだろうか。
仮にそうであるならば次の質問に是非とも取り組んでいただきたい。
「それってできないは、どのようにして今できているのか」

細分化した勉強の”Do it” に健闘を祈る
Good Luck