「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2026年5月16日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する思考と行動にも注目する。
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過去問の解法を体得する方法の進捗はいかがですか。
こんにちは近藤哲生です。前号の主題は「過去問の解法を体得する方法」。この時期に限らず、「国試」と略称される国家の資格試験に合格を目指す受験生の場合、その人が合格を果たすまでの期間に於いて最優先の課題でしょう。その資格試験、例えば社労士や一級建築士の本試験で出題される設問の8割が過去問の組み合わせ。
その根拠に対して、その組み合わせである設問の全てに正答できれば8割の得点を取得でき、且つその得点は前述した2つの資格試験が設定する合格基準を満たすと論拠を提示できる。結論は高い確率で「合格を目指せる」と言える。「高い」や「目指せる」としたのは例えば回答用紙に記名を忘れたりしない限りの制限からだ。
以上から、先の課題を提示した。国試に限らず試験を控える人に於いてその課題は、勉強の達成度がテストや試験で測られる事実からして、その計測に満足な得点つまり正答を得る、つまり試験に臨むまでに不満足な得点を招来する誤答を正答に転じる為に、過去問の解法を体得するとした先の課題を解決することは重要だろう。
解法の体得で頻繁に見聞きされる状況
その課題解決に関わる頭の痛い状況がこれだ。
「引用を検索する方法が上達せずに法規の試験が怖い」
「条文を探し当てるコツが掴めず法規の勉強が嫌になるよ」
「法文の検索で失敗ばかりして同じ誤答をする自分にキレそう」
上記は建築士試験などの受験科目である法規に関わる悩みや嘆き。
勿論、法規に限らず、その受験科目である構造に関わる課題も同様だ。例えば、計算問題の解法を習得できずに、誤答を繰りかえす状況だ。以上の状況に共通することは一概に言えば「解法」だが、これを覚えるには、解法と関わる用語や文書の解釈などの意味記憶と、検索や計算を行う技能的な記憶の2つを強化することが有用だ。
前者の記憶は字句で表現されるからその表現を理解してその表現された内容を繰り返し想起することで強化できる。一方、後の記憶は泳ぎ方、楽器演奏並びにキーボードのブライドタッチと同様に、実際に手を動かして強化するしか他はない。だが、追い込み期の今、どのようにしてコスパよく技能的な記憶を強化できるかが問題だ。
技能的な記憶の強化に関わる悲しくも嬉しい事実
その事実は重要なので繰り返す。手を動かすしか他はないことだ。「それってそうする以外にないの」に対してそうだから実に悲しい。一方、特定の方法で「手を動かす」行為で手に関わる技能的な記憶はこれを強化できるから、とても嬉しい。では、その嬉しさを貴方にもたらす「特定の方法」とは何か。その方法が「型」である。
例えば、パッヘルベル「canon」ニ長調に関してピアノの演奏を体得する場合、ニ長調の音階を正しく打鍵できるニ長調に特化した運指と言う「型」を繰り返し打鍵つまり手を動かすこと始めてこれの技能的な記憶を強化する。次に、楽譜通りに演奏できる運指つまり「型」を以下同文。最初の小節から徐々にそれの記憶を強化し拡大する。
キーボードのブラインドタッチも同様だ。例えば、ローマ字入力でない薙刀式を体得する場合、薙刀式のキー配列で多用される基本のキーを目視せずに打鍵する「型」を繰りかえす。打鍵の技能的な記憶を強化。徐々に打鍵の用途幅を拡げるように様々な字句を打鍵する「型」を繰りかえす。以上で技能的な記憶を強化し拡大できる。
解法に関わる技能的な記憶の強化と拡大の方法
その方法は既にお察しだろう。そう「手」を実際に動かすだけだ。勿論「それってメンドイ」との反論があろう。だが、短見の及ぶ限りに於いて他はない。見るだけで覚えるとか、聞くだけで強化し拡大できる等、その方法があれば是が非でも知りたい。過去に、それらを探し求めてきた今までについぞ発見できず今に至った。
いずれにしても「手」を動かす前提でこれから論を進めたい。「それきゃないの」とご不満な向きにお応えしないので、そうお考えの諸氏は他を当たられたい。さて、具体的に話を運ぶ為に、事例として一級建築士試験の受験生に向けて、前回に提示した法規の過去問に戻る。それは特殊建築物の内装制限の設問だった。
当該設問に正答する為に、建築基準法第三十五条の二から建築基準法施行令第百二十八条の五第1項二号まで進む少なくとも4条文で引用の検索が必要だった。その間に不明な用語があればこれに関わる条文を検索すべきだ。実に面倒臭い。だが仕方ない。各条文の引用がこれの読者たる受験生にそのように進むことを求める。
技能的な記憶の強化も忘れかける頃にこそ強化できる
その進め方つまり型はピアノの運指と同様でこれは繰りかえして身につけるしかない。とは言え、ピアノ演奏を体得する事に似て、一度や二度でサックと体得できれば受験生の貴方も苦労はしない。且つ、「型」と書き記したように、闇雲に行き当たりバッタリで繰りかえしても駄目。先の引用は全て根拠と論拠で繋がるからだ。
その様相はピアノの楽譜が1小節の後に突如4小節が来ない事実に似て、滑らかに一続きであるから、正答する道筋はこれを順次に辿ることから始める。そのことを繰りかえす。但し、その方法が生成する技能的な記憶を強化するには、その方法を忘れたらではなく、それを忘れかける頃に繰りかえすのが、脳神経科学的に有用だ。
記憶の脳神経科学は記憶の対象を忘れかける頃、それを想起する行為が当該記憶を強化すると解明した。よって忘れかける頃に「次に調べる条文は何だっけ」と想起しながら、条文が行う引用を繰りかえして検索することが、条文検索に関わる技能的な記憶を強化する。様々な法規の過去問でそうすることが技能的な記憶を拡大する。
その行為を繰りかえすと、引用を検索する方法でこれを助ける検索ラベルを頼らなくても、サクッと引用先の項を開ける様なる。ピアノ演奏を自動的に手が行うように、指先が条文が行う引用を必要な項としてパッとめくってくれる。条文検索のコツを組み込んだ検索エンジンのようにスルスルと動いてくれるようになる。
技能的な記憶も繰り返しで強化できる
「ウソっ、ホントに」と思う暇があったら、法規の過去問で繰りかえし誤答する設問で実践すれば納得できるはずだ。例えば、2度目の引用検索を一時間後に、3度目のそれを一に後に、4度目のそれを3日後に、5度目のそれを1週間後にと忘れかける頃に実際に手を動かして繰りかえす。3回目の頃になると変化が生じるだろう。
5回目の頃になれば、指先が検索エンジンの様に引用された規定を開いてくれる。正答に必要な文言を目視させてくれる。論より証拠と言うように、その真偽は実践が明示する。やれば解る。「で、構造計算はどうなったの」ですか。それも同様に忘れかける頃に解き方を想起しながら白紙に展開する。これを繰りかえす。
すると検索や計算の技能的な記憶が強化される。技能のコツが掴める。技能的な記憶がつまり拡大する。実践すれば、引用検索のコツが掴めない、構造計算の要領が身につかない、そう言う悲しい現実から逃避できる。実践すべき現実に目を開かずに、技能的な記憶の悲しい現実から逃避しようとする行為が文字通りの現実逃避だ。
技能的な記憶の強化と拡大にも健闘を祈る。
GoodLuck

