確実に合格できる自分に貴方が変われる勉強法

「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2024年9月20日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその型を提案し合格を支援します。

過去問中心で法規から勉強を始めてみてどうでしたか

こんにちは
こんばんはお元気ですか。
NLP資格試験コーチの近藤です。

前号は「過去問中心で法規から勉強を始めること」の実践をご提案しました。その実践を始められた皆さんはどうでしたか。例えば「何だかうまくできないよ」かも知れませんね。でも、安心して下さい。うまくできるようになります。特に再受験生の方ならば、それなりにある程度の経験を有しているのですから。

でも、ご用心。前回に述べたように「経験あるから余裕~」と勉強の再開を先延ばしをする行為は危険です。その先には忘却が貴方の貴重な初受験生にない受験勉強の経験と知識そして技能を無にしてくれる脳機能として待ち構えている。そうした危機を回避するには、過去問中心で勉強する事を至急に開始されるのがお勧め。

とは言え、以下のような反感を覚えたかも知れませんね。
「過去問中心で不合格だったから今度も駄目じゃないの!」
「過去問中心で勉強する仕方が間違っていたら以下同文?!」
「いったいぜんたい過去問中心で勉強するってどうするの??」
確かに過去問中心で勉強する方針には問題があるのかもしれない。

過去問中心でも不合格になった人の傾向

まず、受験生の全員ができている経験は、何れかの形で過去問の問題を解いていること。本試験の設問は過去問を参照して作成される。その対応策から、予備校の模試や答練の設問、参考書の例題でも過去問ベースで作成されます。受験生であればその模試や答練の設問や参考書の例題を解いたことがあるはずだから。

次に、受験生の全員ができていない結果は何らかの問題集(これも過去問ベース)で取り組んだ問題を本試験で形を変えて出題される設問を全て得点することです。不合格者はこれに該当する度合いが高く本試験の設問を多くを失点した。合格者はこれに該当する度合いが低く本試験の設問を合格基準を超えて得点した。

本試験で得点できないのは何故か

では、受験生の全員が過去問集だけで無く過去問ベースで作成された問題を試験勉強で解いているにも拘わらず、本試験で得点できないのは何故か。それは取り組んだ問題を極めていないこと。例えば、1回解い多だけ。過去問を10年分は解いても1周しただけ。間違えた問題を放置した。よって解法が体得できていない事態。

本試験で設問に直面する。「見覚えがあるけど何?」と不合格者は首をかしげ、合格者はニヤリとほくそ笑む。両者の違いを創る違いは受験勉強でやった過去問の解法に関する体得度。前者は合格水準に未到達となる解法の体得度で終わり、後者は合格水準に到達する解法の体得度を獲得した。解法の体得度はその極め度合いだ。

接した(過去)問題の極め度合は、殆どが過去問の組みあわせである本試験の設問に不合格者と合格者で認知差として露呈する。「こんな問題ってやって無いから無理」と既に解いた(過去)問題に気づかずに前者は諦め、「これって『やれてた』から解ける」と後者は得点の獲得に意欲を覚えて得点できる。

以上に関してどうお感じだろうか。例えば「失敗した訳ってもうウンザリ!でどうするのよ」と再受験に臨もうとしている方はお怒りだろうか。我が過去からしてその気持ちは掌を指すように分かる。

さて不合格者が合格できる状態、
そして確実に合格できる状態に自分自身を変えられる勉強は何をどうすればてきるのか。

結 論

それは接した(過去)問題の極め度合を合格水準を超えるように高める勉強。その問題に関して正答に至る過程をAtoZで言語化できるようにする得点過程の完全再現。これができれば、当然のことながら、ミス(解法を心得ているのに誤答)することも無くなる。体得した解法どおりに正答するのが完全再現だから。

勿論、完全再現は解法の丸暗記でない。これに至る途中で部分的な丸暗記しても、最終的には正答までの解答過程を自分の言葉で論証(正答を導いた事例とそれを挙げた根拠を言語化)する。例えば、学科試験の法規で、耐火建築物として正しい選択肢を選ぶ設問で選択肢の事例を判定する法文番号とその概要を言える状態。

得点過程の完全再現への第一歩

その状態に達するには設問の解答解説を読む。すると例えば「法第二十七条、第一項に依れば・・・」とそこに有ったとする。「面倒だから後で調べよう」とせずに早速に当該法文を紐解く。すると、法規を苦手とする人は画像の紫色で表示された語彙の曖昧さに直面する。そうであるならば、更に深掘りをすべきだ。

意味が曖昧な語彙はこれを定義している法第二条に立ち返って一つ一つ読解して理解しこうすることを重ねて暗記すべきだ。この要件を満たせば、解答解説の読解精度が「何となく解った」から「なるほどそうなんだ」と向上する。次第に解法の体得度つまりその極め度は合格水準を超えることが可能になってくる。

深掘りすることの効果とは

勿論、1つの法文からこれに拘わる全ての法文に遡及することは実に難儀だ。うんとても面倒クセーことだね。だが、法規の過去問を1周するまでもなく、その面倒臭いことの繰り返しこそが、法規問題の正答を連れてくることが実感できるはずだ。その結果、本試験で持ち込みが許可される法文集もサクサクと活用できる。

実際、本試験の法規に臨むと分かるが、法文集のサクサクとした検索を可能にするのは見だしの付け方と言った小手先の技でない。そうではなくて、受験勉強中に特に解答解説の読解中に関係する法文をトコトン紐解いたか、つまり法文集を極めたか、その度合いである。これができていれば見出しの付け方など微々たるオマケだ。

調べれば調べるほど極まる解法の完全再現

だから少しでも曖昧な用語があればこれが明確になるまで意味を調べる。法規ならば「建築物」「特殊建築物」「耐火建築物」などの基本用語は明確に法文で意味を捉える。更に、文章と文章とを繋ぐ「かつ」「または」「若しくは」などの機能語も辞書で調べる。すると解答解説が明確に理解でき、解法の完全再現も叶う。

仮にそれらを不明なままにした場合、基本用語を常識として展開される設問に関する解法の完全再現ができない。英単語の意味を知らずして英語母語者と流暢な英会話を試みる事に似て無理ゲーだ。解法に関する「思考は言語」であるから、言語つまり用語などの意味が曖昧ならば、思考の具現化たる解法の完全再現が不可能なのだから。

ん、今回も地味で平凡な落ちになった。だが、地味で平凡でも輝く程に解法の完全再現を極めれば、過去の合格者がそうした結果、各受験科目とその総点に関する合格基準を易々と超えてきた事実からして、合格と言う奇跡が貴方にも到来するのだよ。