「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2025年2月28日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目。
本誌で合格を目指す貴方にその型を提案し合格を支援します。
細分化で“Do it”はいかがでしたか
今月も今日で終わる。
次月は 桃や梅そして桜と華やかな頃。
その一方、夏期の受験を考えてみると、受験勉強は後半戦というよりむしろ終盤戦。「それってこれから本番ジャね」と反感を覚える向きもあるだろう。しかしその様にノンビリと構えていられない。
例えば、苦手科目は最低点つまり合格点を必ず取る目的からできるだけ多く様々な勉強法を講じたいのに年度末や新年度で仕事は多忙を極めてそうする事がままならない。得意科目は総点で合格点を獲得できるように通勤の往復時間など隙間時間に勉強をして得点力がを高める算段なのに伸び悩む。時間の欠乏を覚えざる得ないからだ。
勉強時間を侵食する悪癖とその結果
そうであるのに私たちは悪習慣に従いがち。その典型が愚図や先延ばし。「もっと勉強しなきゃ」「直ぐにでも勉強しないとヤバイ」等と思いつつも「チョットしたらやろうかな」「もう少しショート動画を見たらやる気になれそう」などと直ぐにでもやるべき勉強の着手を先に延ばす。そうして気がつけば数十分を浪費する。
それは1日に浪費する時間が仮に30分でも、四ヶ月を120日として60時間。平日に3時間の試験勉強をする場合に20日間に相当して試験の直前期に大きな違いを創る。愚図や先延ばしの癖は私事、その1つ試験勉強にも影を落とす。部屋を汚し洗い物をため込み勉強を遅れさせる。その習癖を解消する一助として勉強の細分化による“Do it”を前回に確認した。

一方「それって無理」と反発を覚える向きもあるだろう。
人は惰性の生き物であるからして悪癖の改変にも抵抗を次の行為に及ぶ。
・細分化した勉強でも先延ばしにしてしまう
・帰宅したら勉強をすぐにやりたいけどど愚図ってしまう
・勉強に集中できる時にもうチョットしてからとついしてしまう
やれば良いことは分かるけど止められない習癖は受験日、デッドラインの切迫感から「試験日が近くなればガーっと追い込めるから平気」とする心意気を醸し出せもする。不合格つまり不快を避けたい負のモチベーションが機能するからだ。一方でそのストレスフルな動機づけが好結果をもたらすことは少なく心身に亘り健康も害する。
締め切りに間に合わず不快を覚えた記憶やそうなりそう連想は、脳内で現実と区別される事なく心拍数を高め呼吸を早くしてストレス状況に対応する緊張の脳内物質をもたらす。勿論この状況は実に不快だ。これを解消しようと対抗する脳内物質ドーパミン、意欲が生成される。これがネガな動機づけの仕組みだ。これが健康的だとは言い難い。
「あと1点取れていたら合格だった」とする悲歎は「あと○問くらい明日もできるからパス」やればできる勉強を愚図った毎日の成果だ。できる事を先延ばしにする勤勉さが招来した酸っぱい果実である。受験勉強に限らずグズや先延ばしは人生の成功と失敗を色濃く塗り分ける。今回はグズや先延ばしの解消法を再確認していこう。
結 論
その方法は生物活動の大原則に沿う。その大原則とは不快を避けて快感を求める習性。人も空腹でなく満腹を、乾きでなく潤いを、苦痛でなく心地良さを得たい。その原則が受験勉強を先延ばしすることでなく直ぐに始めることに適用できるように、不快を小さくして快感を大きくする具体的な以下に確認する行動だ。
視点を変えればその方法は人が蔵する2つの動機づけに基礎付く。前者は「あのようになるのは嫌だ」と不快を避けようとするそれ。後者は「あのようになったら良いな」と快感を先取りするそれだ。失敗者の多くは前者に陥りにやすく成功者の多くは後者を好む。それの善し悪しは問題でなく問題はそれが無益か有用かである。
不快を小さくして直ぐやれるになる
まず不快の縮減は今日、今夜、数分後、それぞれでやり遂げた対象を明確にする。例えば、「今日は法規の過去問○題を解く」と書き出してハッキリさせる。グズや先延ばしの潜在的な原因がやるべきことを不明確にしていることが発する漠然とした不快である「何となく嫌な感じ」として心の奥に潜む不安や恐怖であるからだ。
なるほど「それって前回と一緒でデキないっーの」とお怒りであろう。であるならば「過去問○問、×時までに最初の1問を解き終える」と何をいつまでに行うのかを更に細分化する。学生時代の試験前に覚えたあの「尻に火がつく」締め切り効果もスパイス的に加味して明確にする。不明確さに由来する一抹の不安を一掃できる。

快感の先取りでプラスの動機づけをする
次に快感の拡大は理想を想像する方法。これは以前からご案内を繰り返してきた「○○ができたら良いな」と呟きながらそれができた状況を心の中に想い描くイメトレだ。例えばやれば必ずできる対象について「さっき決めた最初の1問が解けたら良いな」と自分に囁きそれがデキた想像にニンマリする。このイメトレを実践しよう。
そうして最初の1つができたら素直に喜ぶ。そして「次は2問を5分で解けたら良いな」と先と同様のイメトレをする。勿論、そのあとに5分の締め切りに間に合うようにイメトレ通りの行動を行う。その行為はやれば可能な対象だったから必ずこれを行う。次の2つでもデキたらそれを素直に「できた」と声にだして快感を味わう。
小さな先延ばしを解消し続けた結果
その様に今日や今夜の細分化した目標はこれを行えば必ずでき大きさとこれに相応しい切迫感のある締め切りを共有した対象にする。次に「○○がデキたら良いな」と行えば必ずできて仮に対象が小さくてもそれを区別することなくその達成の先取り快感を覚える、つまりドーパミンを放出する脳の特性を発揮する先のイメトレをする。
「○○がデキたら良いな」と理想を想い描くこの技法は行うのにカップラーメンが出来上がりまでの時間より短時間し要しない。だが、これの実践は勉強だけでなく面倒臭い皿洗いや洗濯モノを干し、そして部屋の片付けなどグズや先延ばしにしがちな様々に適用できる。それは実行し続ければ実感できるがその積み重ねが人生を変革する。

「また大げさに言ってるね」と怪しいだろか。しかしその様にして行えばできる小さなことでも実行した事実はこれを脳、潜在意識が大小の区別なく「行えばできる事を私はできる」と実に当たり前のことだが確実に記憶する。これが繰り返しの強い暗示となる。その結果は「私はできる」と言える自己信頼つまり自信になるのだから。
環境の整備も徹底する
そうそう「手元のスマホが気になって勉強できない」のでしたか。まだ仮にそうであるならば、先延ばしにしがちな対象の更なる細分化をしようが、それに着手できるイメトレをしようが、デキないにしてしまう状況はその絶大な影響からして避け難い。そのようなスマホだからこそご案内の通り敬して遠ざけるのが得策。
他のテレビやゼーム機など鬼神の如く貴方に影響を与えるものがあればこれらも勉強する場から一掃する。勉強をする部屋から別の部屋に置く。デキれば試験終了まで納戸や押し入れに仕舞い込む。戻ってスマホは機内モードのように着信を知らせない設定にして勿論手元に置くのでなくて別の部屋や遠くに離れた玄関当たりに置く。

特にスマホは、無通知にしてポケットに入れているだけで集中力を妨げる事実を米国の大学が公表するように鬼神の如く威力を発揮するので、くれぐれもこれを我が身から遠ざける準備をされることが賢明である。以上、不快を縮減し快感を拡大し、環境を整備したら何を行うのだったか。行えば必ずできることに取り組む。
そうする事は何時からか。そうあの林先生が言う「今」だ。以上、”Do it”を”Do it NOW”に転じる方法についてクドクドと再確認してきた。この後その実践をどうするかは皆さん貴方次第。その取り組みによて試験結果の桜が咲きもするし散りもする。だから「どうぞお好きに」なされば宜しい。その責任は誰のものか。
“Do it NOW”の健闘を祈る。
Good Luck