「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2024年11月15日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目。
本誌で合格を目指す貴方にその型を提案し合格を支援します。
デシラの法文から読む方法を実行されてどうでしたか
こんにちは
こんばんは調子はどうですか?
NLP資格試験コーチの近藤です。
前号、速読法の例として「デシラの法文から読む方法」をご提案。その方法はいかがでしたか。勿論「やってみたらなるほどねって感じ」であれば幸いです。だが「そもそも勉強の方法よりもやる気がなくて困ってんの!」「法文をどうこうする前にモチベがだだ下がりで無理ゲーって感じ!!」であったかも知れませんね。
後者に近い若しくは後者そのもの又は後者以上に勉強に意欲を覚えられないとしたら実に困った状況だ。フッと気づけば、今年も今日を入れても残すところは討ち入りした赤穂浪士の人数と同じく47日。法文が読めない勉強ができないなどの問題が続けば、合格を目指す為に大切な今年の時間が無駄に終わってしまう。
やる気やモチベに頼った受験生の行く末とは
「んな事は言われなくても分かってる(怒)!」と一念発起する。「今日からやるぞ」と自らに気合いを入れる。愛読した自己啓発本を開いて「DO IT NOW 」を確認して自分に発破をかける。そうした結果はどうだろうか。仮に「やる気満々になれて勉強ができた」のであれば言うことなし。その調子で勉強の遅れを挽回されたい。
しかし、「モチベがアップしたはずだったのに・・・」と俯く方が決して少なくない。その手のお悩み、ご相談を講座やコーチングで頻繁に拝聴した経験が前述の想定を容易にさせている。その種の解決策をお求めの向きに回答を差し上げると、「何だかやる気になれました」と状況の好転を予感させる声が聞かれる。
で、その後はどうだったか。実はやる気やモチベで勉強のするしないを左右されている人たちは「やる気がなくて~」「モチベが下がって~」と堂々捲りをする。同じ相談を同じ相手にしにくいので、問題解決の為に新しい自己啓発本を読み始めたり、モチベアップができそうな情報教材を視聴したりする。で、その後は以下同文。
やる気やモチベの有無を何とかしている間、年は改まりやがて暖かい季節を迎える。「このままじゃ合格するのって超ヤバイ」と気づいた時には既に遅い。やる気やモチベをどうにかする為に使った金銭は後で稼げば取り戻せるが、その為に使った本来は勉強に使いたかった時間は決して取り戻せない。
「しまったどうしよう」と思っても後悔先に立たずだ。そうなってしまっては次の合格を考えるととても困ったことだ。以上のやる気やモチベそして勉強の関係はどうしたら解決できるのだろうか。
今回は勉強ができるやる気やモチベの取り扱い方を再確認したい。
結 論
勉強ができるやる気やモチベの取り扱い方とは、やる気やモチベを取り扱わないこと。大切なので繰り返して強調する。勉強をしたいならば決してやる気やモチベに関係をもたない。実際に勉強をしたいならば「やる気やモチベに頼らず習慣に頼る」。ここまで読んで来られてどのようにお考えだろうか。
もしや「この人ってナニ言っているの」「コイツは人の気持ちが分かんないんジャね」とご立腹だろう。「やる気を出せよ」「モチベをアップしろ」と耳にタコができるほどに言われてきただろうから。私も一時期はそうだったのでよく分かる。だが、本当に勉強をしたいなら、やる気やモチベに頼らず習慣に頼るのが得策だ。
やる気やモチベに頼らず習慣が頼りの現実
その訳は皆さんが十二分にご経験のはず。実際、休み明けで出勤日、「何だかやる気がないから会社は休みだ」とするだろうか。まさかね。事実、「やる気がないけど会社行かなきゃ」と職場に向かう。通勤日の朝、そもそもやる気の有無にと関係なくまるでプログラミングされた何かのように自動的に身支度をして仕事に出かける。
「自営だから会社って関係ない」方であってもご同様。「モチベないから明日の締め切りはパス」とするだろうか。そうではなくて「モチベないけど明日の締め切りに間に合うようにどうにかしよう」と仕事をするはずだ。そもそも意欲のあるなしと無関係に締め切りに間に合わせる何時もの習慣通りに仕事をするだろう。
勉強の邪魔も習慣が起こす
以上を考えれば分かる事だが、私たちはやる気やモチベでなく実に多くの物事を習慣によって行える。勿論、勉強を邪魔する多くのことを同様にやっている。例えば、スマホだが、「スマホを弄るからやる気を出そう」「スマホでTikTokを見るからモチベアップ」等とするだろうか。そうでなくスマホにハマる習慣に身を任せる。
スマホにしても同様で、スマホを手に取ることを切っ掛けにしてスマホにハマって気がつくと数十分から数時間を費やすのが習慣の力である。テレビにしても同様で、リモコンを手に取ることを以下同文。つまり人の行いの多くはやる気やモチベに無関係で習慣に強く関係する。であるならば、勉強も同様にすれば良いのではないのか。
勿論、「でも勉強をしようと思うとスマホが気になって」「勉強したけどテレビの連ドラが見たくって」とお嘆きはあるだろう。それもそのはず、勉強よりもスマホやテレビの習慣が発動しやすい状況に我が身をおいているなら、そうなって当然だ。人は流され易い方に流されガチな度しがたい生き物である。
肯定的な習慣に頼れる環境を創れ
そうであるなら、勉強する習慣が発動しやすい環境に身を置くことが、やる気やモチベに頼らずに勉強を始めるそして続ける為に賢明だ。勉強をする予定時間が近づいてきたら、スマホは電源を切って別の部屋に置く。テレビのリモコンは目の届かないテレビ台の奥に仕舞い込む。そうして勉強を妨げる習慣の発動を抑制する。
他方、勉強の習慣が発動しやすい環境に身を置く。勉強机は捜し物をせず勉強ができるようにする。参考書や問題集、筆記具などそれらを必要な時に直ぐ手に取れるように配置しておく。それらを整理整頓せずとも、それらが直ぐに使えるように前日の勉強したままにしておく。ソッコウで続きをできる机の環境を保持しておく。
勉強もやる気に頼らず習慣から始める
その様にして勉強の習慣が駆動する環境に身を置いたら、やる気やモチベと無関係に勉強のルーチン(決まり切った行いつまり習慣)を始める。例えば、やる気がなかろうが、モチベがだだ下がりであろうが、それらと無関係にして、参考書の一項や法文の一条を音読したり、計算問題を1問解いたりする。
その習慣を行えばそれが作業刺激として脳に作用する。脳は意欲やモチベを覚えるドーパミンをドクドクと自らに満ちさせる。勝手にやる気やモチベアップになってしまう。こうした関係を繰り返せば繰り返すほど、勉強の習慣が勉強のやる気やモチベを高める。勉強をしたいならやる気やモチベに頼らず習慣に頼るのが得策だ。
習慣の力は複利で強くなる
とは言え、習慣にたよる習慣がまだ身についていない人は、そうなる為の意欲やモチベが必要だと考えるはずだ。だがそれらは不要だ。習慣に頼る習慣はこれそのものを頼りにすることを重ねる程にこれ自身が複利的に強化される。例えば、1%ずつ強化されるとしても30日で36%も強化され69日で2倍にも強化される。
以上、どうお感じだろうか。例えば「それって何かスポ根的なやる気論でしょ」とお考えかな。仮にそうでなるならば「ケッそれってナンカ違う」と意欲やモチベに頼らず即座に考えられる、まだ自分がやっていない事を認知した時の自動反応言わば習慣である。これにしても、鋏と習慣は使いようということです。
白状するが、今回もやる気でなく習慣で書いたのだよ。
勉強の習慣活用に健闘を祈る。
GOOD LUCK!