NLPのプログラミングは、例えば「勉強すべき時に直ぐやる気を出せるようになりたい」と言うような望ましい状態に貴方も変われる脳の使い方です。感覚的な構成要素(例えば心の中で見えている対象の明るさや大きさなど)を換えたり入れ換えたりします。電算機やパソコンの類(電脳)に施すそれとよく似ています。電脳が人脳の機能を模して創られた事からして似ていることはむしろ当然ですが、むしろ電脳のプログラミングよりも簡単です。
プログラミングは私たちが日常的な場面で無意識に行えていることです。例えば、掃除をする時、散財する小物を片付け、掃除機をかけやすいように椅子を動かす。邪魔になりそうな家族やペットが居たらちょっと退いてもらう。床が綺麗になるまで掃除機をかけ続ける。そのように、物事を順序だててすすめ、状態によってはやること換えたり、続けたりする。以上の行為は電脳プログラミングを構成する順次処理や判断処理そして反復処理と同じ。むしろ無意識にできていることですから人脳プログラミングはたやすい可能性があります。
さてどうでしょうか。
「エッ、それって難しそう」
「オレとパソコンって違うからできなそう」
「アタシはプログラマーじゃないから無理っぽい」
確かにそう感じることはありえます。人は人です。人脳と電脳とは違います。プログラミングは専門職だと思えば難しく感じるかも知れませんね。しかし、スマホを使うようにできます。できそうもないとの心配はご無用です。マウスやキーボード、OSの立ち上げやプログラム言語の習得などの一切が不要です。なにしろ自分がいるところでできます。場所もモノもいらずで実に簡単。但し「本当は『変わりたくない』けど試してみよう」と底意のある試みには全く効果を発揮しません。そうしたお試しに当たってはご留意ください。
NLPのプログラミングに必要なこと
それに必要なことは、望ましい状態に変われることへの好奇心です。これを力にして内面世界の冒険に自らを誘う。「こう感じているって面白い」と主観的な内部体験(心の映写幕に見える何かの様子や心のどこからか聞こえる音声)を探求します。次に内的な変化を遂げるに必要な情報収集に少し手間が必要です。でも変化そのものを達成するのに要するプログラミング実行はほんの数分です。
「でも、パソコンのコピペでしくじるとテキストがグチャとなるように、失敗すると何かまずそう」
仮にそうご懸念があっても大丈夫です。プログラミングを少しずつ実行して影響を確かめながら進めます。ネガな影響を覚えたら直ぐにやり直せるように進めればよいからです。加えて、例えば「スマートになりたいから食事制限をしよう」と痩せたい人が始めたとしても、スリムになってしまうと周りから妬まれる状態のほうが望ましくないと本心で思っていると食事制限を知らぬ間に止めてしまいます。同様に本心で望まない変化に対して自動的に自分を守る仕組み脳のセイフティロックが働きます。必要なことは変わることへの好奇心と正直な気持ちだけです。
論より証拠のプログラミング実験
論より証拠。ひとつ実験をしてみましょう。楽しかったある体験を心の映写幕に写します。その体験をしていた時、見ていたことをいま見ましょう。準備ができましたので、実験を始めましょう。
まず、いま見えている様子の明るさを下げたり上げたりしてみます。より楽しく感じるように変えてみましょう。次に、その差異(コントラスト)を不鮮明にしたり鮮明したり以下同文。更に、その大きさを小さくしたり大きくしたり以下同文。実験は終わりです。元の体験に戻したければ、その明るさや差異、大きさに戻します。より楽しい方がよければ変えたままにします。
内部体験の小冒険はいかがでしたか。上記の様にほんの一手間をかけることで思い出がよりポジになる。サクッと実験できたはずです。例えば「ちょっとムズかった」感じがあったでしょうか。仮にそうでも自転車を乗り始めた頃のように少し練習すれば簡単になります。自転車と違って頭・脳は使うことに手間いらず。好奇心があればいつでも使えるのですから。
NLPのプログラミングは貴方もできる
その一方、「そんなことって簡単よ」と思ったでしょうか。実のところ、心の快適さを保つことが上手な人は「ヤな思い出って心の片隅に置くのよ」とそれが見える位置をかえたり、「あのネガなことってって些細ことだ」と見えるサイズを小さくしたりしているのです。ちょっとしたコツが分かれば、「人ができることは自分もできる」ことから、貴方もできる様になれます。
NLPのプログラミングは上記のような実験を少し積み重ねるだけです。ではNLPのプログラミングはどのようなものがあるのか。おおくの中から代表的なプログラミングを取り上げて列挙しましょう。字下げした記述は適用例です。
プログラミングの事例
- 副感覚の転換:副感覚(例えば明るなど)を変える
- ネガからポジに気持ちを好転させる
- 仕事や勉強のモチベーションを高める
- 過ぎる食欲などを適切にコントロール
- 事例:「NLPってどう使えるの?」
- 信念の書き換え
- 「勉強が苦手」の様な思い込みを好転させる
- 「自分には合格って無理」とする制約的な信念を解消する
- 「この年ではスマードになれない」のような信念を書き換える
- 事例:「信念変化のパターン」
- スウィッシュパターン:副感覚の転換をアンカリング
- 爪をかんだり髪の毛を抜いたりする悪癖を止める
- 過ぎる喫煙や飲酒をバッサリと止める
- 甘いものを食べすぎる習慣を止める
- 事例:「NLP王子は悪物を退治する」
- アンカリング:肯定的な学習の構築
- 短時間で勉強にやる気を出す
- 事例:「勉強にもやる気を出せる方法」
- 受験の怖さや不安を速攻でポジに変える
- ネガな気持ちを手がかりにポジな気持ちに変わる
- 短時間で勉強にやる気を出す
- タイムライン:心に存在する時間の道をつかう方法
- 合格の時点から今の自分を望ましく変える
- 二者一択で望ましい選択を未来の視点から選ぶ
- 望ましい結果から今すべきことを決める
他にも使えるプログラミングが大型書店の平置きのようにあります。実践すれば直ぐに効果を実感できる脳のプログラミングはこれをブログでご案内します。好奇心に満ちてお待ちください。