未来で発見した心の影と協力して目標を再設定しよう

「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2025年8月29日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する思考と行動にも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその神髄を提案して合格を支援します。

脳内の自動機構を活用した勉強の始め方はどうですか

こんにちは近藤哲生です。前号は愚図らず直ぐに試験勉強を始められる脳内の自動機構を活用する方法をご案内しました。その方法はこれを活用すれば、淡々と歯磨きをし始める事に似て不安定な気分(根性や気合い、やる気やモチベ)と無関係に今すぐにでもやりたい試験勉強を始められるのだった。実践されていかがでしたか。

例えば「ほぼ不合格で落ち込んでいるのにそれって駄目」だったかも知れません。その絵が想定できるからこそ前述の方法をご案内した次第。次の合格を目指すのであればいずれにせよ勉強時間の確保が大切。気分が「落ち込んでいる」にも拘わらず、ソッコウで勉強を開始できるに越したことはないのだから。どうだろか。

勿論、「アタシって機械じゃないし気分的にヤッパ無理」とご反発もあるだろう。人は意志や目標だけで生きるに非ずだから。デカルト的な語法を拝借すれば「アタシ感じる故にアタシあり」でもある。そうであるならば、今として様々に感じる心模様はどこから来るのか。「それって関西チャウ」は於いといて考えてみよう。

感情と思考そして信念の深い関係

気分つまり感情は思考を源とする。特に信念は日頃から気づき難い心の深淵を佇む。例えば信念を「男は強くあるべき」と思う人は軟弱でメソメソした男子を目にすると「オトコくせに何ダ」とムカつく。「女は控えめであれ」を信条にする人はバリバリ前にでる女性が目に映ると「オンナのくせに何よ」とイラつく。

その視点から受験後の気分はどこから来るのかと考えてみると、例えば「あんなに勉強した私は合格【すべき】だったのよ」だろうか。そうではなくもっと深い貴方自身が認めてこなかった心の深淵に潜む影が受験後の気分をもたらしているかもしれない。その影はユングが言ったように敵にすれば貴方を次第に潰しにかかる。

一方、様々な英雄譚が語ってきたように、その影は味方にすれば貴方に大きな力を与えもする。だか「それ、どうするのよ」との疑問に「ソレナー」と私は頷ける。それが初耳の時、訝しくむしろ怪しく感じたからだ。それを実践した後、心の影は自身の大切な一部としかて大きな力を与えた。ではそれをどのようにしてか。

未来の視点に立って心の影を観る

それを観るとしても、今にそれを観るのは、己の暗部つまり認めがたい心の影を認知するのであるから「そんなのアタシじゃないモノ」と辛いむしろ痛いだろう。そこで心の防護具として未来の視点いわば仮想環境と言うアイテムを己に着装する。心のプロテクターを装備して自分の影を観るのだよ。そのステップはこうだ。

1.心の旅をして来年の今ごろに降り立とう
2.その状況を作った心模様を振り返って観る
3.観えてきた心の影と対話をする
4.心の影が与えた宝物を今に持ち帰る
5.これから未来に向かう旅程を策定する

1と2のご案内

1.は例えば来年の今ごろ、ある人は今年に同じく試験が終わった8月末、別の人は試験勉強とは無縁である同月末、各人が夫々の時に、その場に降り立とう。その時のその場は自由、職場や自宅あるいは外出先いずれの場面を想像に任せ紙面(これはただ想像するより効果的に以降を進める為に使う)に文字で展開しよう。

2.その場面でその時に見ているもの、聞いているもの、感じていることを紙面に書かこう。次にその様子をもたらした要因である心模様を観てみよう。「この状況を作った原因は、私が嫌悪した他人のどんな様子か、私が他人の何に嫉妬したからか」と自問するとその心模様が観えてくる。その心模様とは心の影が投影された様子。

その書き出しがしやすい様にテンプレをご案内しておく。「私が嫌いな○○さんは、×××で、・・・するから、ホントにムカつく」や「私が憎らしい△△さんは、□□□なのに、・・・しちゃって、心底イラつく」とした型の使用はご自由に。人に見せるのでないから、筆に任せて書き殴ることを最優先にしたい。

心の影と光である信念・観念の関わり

その影は心の何かに光りが照射されて形をなすもの。心の何かは自分の柔らかい心(本音や本心)を守ろうとする例えば心の盾・壁だ。光りは「周囲の目が光る」と言う様な社会的な規範が与える各種の査定(これは親や兄弟、学校の関係者から「~すべき」「~ねばならない」と言葉として来るもの)だ。

例えば誰かが本音・本心から言動をしたとする。それに対して周囲の目線が「それって変(ダメ・イケない・非常識)」と言葉の矢として柔らかな心にグサリと刺さった。人は痛みを避ける自己防衛が即座に働く。「それを二度とやるモノか」とする心的な規範として例えば「それは~べきだ」と盾・壁=信念・観念を作る。

一方、信念・観念で蓋をされた本音・本心は決して消えない。蓋の圧に相関して反力を高める。人は反力の本体を薄々にでも自らのこと故に察知する。漏らしてはならないと先の信念や観念で更に蓋をしてかかる。信念・観念の影に隠れてもあるものはある。これが影(本音や本心)の投影つまり世界に映し鏡として観えてくる。

人は不快(これは影を認知した時に覚える心的な痛感)を回避する心的な機構から「それってナイから」と本心を認め難い。他方、世界は百%鏡である。人は他人に自身の内心を観てしまう。自分が嫌悪や嫉妬した他人は自分の鏡。これに写った影(本音や本心)が直視し難いものであるのに、鏡(これは他人)を責めて何になる。

しかし、私たちは自らが抑圧した本音や本心に関して、もちろん知ったことでない(それにイチイチ気配りする程に暇じゃない)周りの人たちがそれ故にスルリとやってみせる。そのやるべきでないと私が無意識に思う事を他人が行うのを許せない。その様にしたところで何ににもならないのだが鏡の他人をつい責めてしまう。

私たちの嫌悪や嫉妬は実態は「~はマストよ」とする信念が抑圧した本音や本心だった。例えば合格者に「ガリ勉ってホントに嫌だ」と憎しみを覚えたら「アタシもなりふり構わず勉強しい」を抑圧した「~すべきでない」とする観念が試験勉強を中途半端にさせた可能性が高い。勿論「それってナイナイ」と拒絶したいだろう。

3と4で心の影になされた本音・本心と対話する

3.だからこそ「他人は自分の鏡」で映り観えてきた心の影(本音・本心)と対話していこう。「嫌っているそれが私自身であるとしたらそれは何?」と自問する。嫌や憎い他人の様子は自分が【まだ】認めていない自分の何かあるとして、思いつくまま紙面に何か書き殴ろう。未来、仮想のことだから勢いで書き出して大丈夫。

例えば「ガリ勉ってホントに嫌だ」が己の写し鏡だとする。それが映すのは未だ気づいていない信念や思い込みにより抑圧した「アタシもスッピン着た切り雀で時間を浮かせて勉強したい」と言う本心かもしれない。又は「勉強するよりもオレだって彼奴らみたいに遊び暮らしたい」とする欲望だろう。いずれも素直に書こう。

4.「~は嫌」「~は憎い」と観える心の影たる本音・本心はこれを貴方が認めた場合、実は圧力鍋の脱気口から吹き出す蒸気のように大きな力となる。そう観える根本に「~すべき」「~がマスト」とする信念・観念が「本当は~したい(したくない)」と言う本音や本心に鋼製の蓋のように強力な圧をかけ続けている。

今まで知らず知らずの内に「~すべき」「~がマスト」で抑圧した自身の本音に対する「本当は○○したい・したくない!」と言える貴方の認知つまり抑圧の解放で、心の影は貴方にとって宝物となる。「そうだったのね」と素直に今の自分に持ち帰る。要するにその影は私の一部だと認める。それを自身に溶け込ませる。

5で本音・本心から本当に取り組みたい目標設定をしよう

5.は4までのようにして認知・統合した影(本来ありつつけたにも拘わらず否認してきた心の深淵)を基盤にしてこれから未来に向かう旅程を策定しよう。つまり本音・本心に正直になりながら改めで目標を設定する。例えば「試験勉強よりもスキルアップの夜学に通おう」や「スッピン地味服で一途に合格目指そう」と。

勿論、その目標設定をするにも正直であろう。仮にイマイチ感を覚えたらまた1から始めたら良い。また未来の今ごろに降り立ったら別の情景が展開するかも知れないし同じ情景かもしれない。いずれにしても未来の視点から観えてくる2や3に拘わる心の影、本音・本心に敬意を払いながら対話をしよう。今に戻って目標設定だ。

以上、心の影を探求して認知・統合して、これを基盤に本音で目標設定をする。前者と後者との間を行き来する試行錯誤を繰りかえす。例えば「それって勉強の片手間にやってもよいの」だったらそうするのも止めない。一方「ん、ヤッパこの人って勉強しろなの」と思うのは早計。だから「好きにすれば」と繰りかえしておこう。 

影の統合と目標設定に健闘を祈る。
GoodLuck