「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2025年1月10日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する型・パターンにも注目。
本誌で合格を目指す貴方にその型を提案し合格を支援します。
合格を目指せる書き物を実践していかがでしたか
明けまして、
おめでとうございます。
冒頭の結果はどうだったでしょうか。
NLP資格試験勉強法コーチの近藤です。
実際に勉強にあった効果はどのようなものですか。
勿論「書いたことを早速実行できて良い感じ」であるのならば大いに結構。その調子で合格を目指していきましょう。一方「実行するも何もそもそもすべきことを書けなかった」とする向きもあるでしょう。この時期、「年も明けたのに勉強をどうしたら良いのか分からない」とするよく賜るご相談やお嘆きがあるからです。
年明けしたのに勉強できないのはなぜ?
不思議な事ですが、「新年になったらバリバリと勉強をする」と言いながらそうした悩みや相談をする方が決して少ないない。前年に言っていた言説と年明けの行動とが言行不一致。実は、年が改まって高まった意欲がやるべきことも見つけてくれると期待したが、これが自身を活かせる指針がない。これのが悩み原因の場合が多い。
「やる気がある状況はやるべき事を明確である様子をどのように意味するの?」と自問すれば分かるのだが、必ずしも前者は後者を意味しない。仕事でやる気だけが空回りする同僚や後輩は身近にあろう。勉強も同様でモチベだけが空転する受験生もご同様。やる気を覚えるのにやるべきことが分からない。なんと言う意欲の無駄。
他方、年がわりやそれに伴うやる気の高低に関係なく、合格を目指して淡々と合格を目指せる試験勉強を続ける人たちがいる。前述のような状況に己が左右される従者でない。自分が勉強する行為に対して主人として振る舞っている。時節や意欲と無関係にして、まるで事前に何かが決まっていたかのように勉強を続けている。
はてさて、新年早々、前者と後者との違いは何でしょうか。前者に思い当たる人はやる気だけが空回り(そうしたやる気がやがて消沈)する実に困った状況にある訳ですが、これに対してどう対処したら良いのでしょうか。今回は、年明け(でなくても)に試験勉強で合格を目指す為に必ずすべきことを再確認してみたい。
結 論
それは現状確認。現在の勉強に関する状況と合格に資する状況との違いを認識すること。これから試験日までにその差異を解消する為の方針を決める。月間や週間、毎日の勉強で何をどうするか落とし込む。認識であるから、「今、自分ってどうなんだろう」等と反省するのでない。実際に己の現状、立ち位置を客観的に観ることだ。
一級建築士の受験生として、今夏の合格を目指す為に昨年の8月から勉強を再開したとする。そうであるのならば、時は受験時期に基準にして今月下旬に折り返し時点となる。受験生に対して到達すべき時に折り返し水準にあるか否かを問いかける。合格基準と比べて、その時点で過半の走路に匹敵する得点力を求める。
合格を目指す為のαとΩ
勿論それに対して「今、オレ・アタシってどんな感じ」等と周囲に問い合わせるのは無用だ。そうではなくて、ズバリ、目指している合格の基準(各受験科目の得点とそれらの総点)と公開模試や自前の模試に臨んだ自分の得点という客観的な事実とを比較する行為。それが前述の現状認識だ。試験勉強のαでありΩだ。
試験勉強の開始時、そのαは当てずっぽうで過去問10年分を解き試験に頻出なのに自分がその解き方を知らないデシラを認識する。そのことを解消する為、参考書や法文を読解し、過去問を解く。そのΩは模試などを活用して自らの客観的な現状認識、例えば弱点を知覚する。それを解消する為、参考書や法文を以下同文。
勿論、その現状認識は試験勉強に限ったことでない。例えば、1日がかりの登山を予定したとする。お昼ご飯を山頂で取る計画を果たす為に昼食1時間まえに8合目まで達する予定だったとしよう。それをする為に地図を広げてみたら、まだ6合目にいることが分かったとしよう。その認識がそれからの行動を再考させる。
一級建築士の合格を目指す為に
別の事例をみよう。「各受験科目の得点は過半以上としその総点は概ね90点前後」である合格基準を一級建築士の受験生は了解しているだろう。公開だろうが自前だろうか模試を受けた結果である各科目とそれらの総点とを先の合格基準と比較して開きを観る。これが試験勉強のαでありΩである合格を可能にする有用な現状認識だ。
その現状認識がネガな状態を明示したとしても、落ち込んだり自己叱責を続けたりすることは全く無意味。あるいは「石にかじりついてでも合格するぞ」と気合いを入れたりモチベアップに励んだりすることも同様だ。そうするのでなくて、それは自らが合格を目指す為の勉強として何をどうするかの指針にして有意義となる。
不得意科目を克服する方法
事実、仕事で成果を上げたり試験に合格したりする目標であれ、これを達成することは、認識した現状と達成状況と違いを埋めることだ。つまり現状を達成状況に同等以上にすることを意味する。事実、試験に合格する目標は合格基準である各科目の得点とそれらの総点とを超える双方の得点を獲得して達成できる。
例えば、一級建築士の受験生が「各受験科目の得点は過半を取れたけど総点はあと20点たりなくて、その原因は法規と構造とで10点ずつ獲らなきゃ駄目だ」と(この事例はよくある事例)自覚したしよう。であるならば、それらの得点が可能になるように、今までの学習計画をこれから合格を目指せるそれに展開することが肝要。
仮に構造は計算問題で失点が目立つ(構造を苦手とする受験生の多くはこれ)ならばそれで得点できるように、例えば参考書を読むだけで構造計算が分かったつもりだった状況を実際に計算問題で正答できるように計算問題の解法手順を暗記する勉強に変える。事実、構造計算はセンスの有無でなく解法の暗記で正答できるからだ。
加えて法規は防火や防煙、避難や斜線、それらの頻出問題で失点が多い(同様に法規を苦手とする受験生の多くはこれ)ならば、これらの設問に関係する法文を「そうなー」と繰り返し読むのでなくて、誤答した設問の解答解説を読解して「なぜその法文が正答の根拠であるのか」を理解した上で関連する法文を読解する。
克服すべき苦手科目が何れにしても、解法を暗記したり法文を再び読解したりしたから解消できたとしては駄目だ。単にそれらの事をしたから合格できる様であれば受験生は誰も苦労はしない。そうではなくて、それらを暗記したり読解したりしたことはαであるから、過去問を繰り返し解いてそれらの結果を確認するΩを行うべきだ。
現状認識を怠った者の末路
以上、以前にご案内の事をクドクドと述べたが、それらのことも結論で述べた現状認識があって何をどのようにすべきかを具体的にできることだ。これまで述べた内容はいかがだろうか。例えば「模試を受けて現状認識するなんて無理」「それができるほど勉強が進んでいれば何も悩まないよ」とお感じだろうか。
そうした言動をしていると試験本番が現状認識の場になりかねない。そうでなくても春過ぎに「早くに現状認識をしていればもっと勉強できたのに」とその場に及んで悔やんでも後悔先に立たずである。いずれにしても、現状認識の機会は君に訪れる。これをどうするかは貴方次第だ。「好きにすれば良いよ」と申し上げておこう。
新年の勉強に於ける健闘を祈る。
Good Luck