勉強の憂さは勉強で晴らせば貴方も合格を目指せる

「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2025年10月3日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。

合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する思考と行動にも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその神髄を提案して合格を支援します。

細分化で勉強ができる方法はどうされましたか

こんにちは近藤哲生です。前々号は細分化で勉強ができる方法をご案内。その方法は私たちがやる気やモチベ等に頼らず脳内機構に支えられて勉強できるようにする。そう耳にすると難解な方法の様に聞こえる。だが「何かやり始めたら途中で止めにくい感じ」として日常でのご経験。始めた行為がやる気の脳内物質を誘う仕組み。

その脳機構を駆動する刺激が3分間の勉強。それが意欲の駆動スイッチとなる。脳内の意欲の神経刺激物質であるドーパミンを出す側坐核を起動。ドーパミンを脳内にジュワっと滲みだす。やる気が後からついてくる。やる気がでるのを待つのでなく、やる気がでる行為として3分間の勉強を始めるのでした。

一方、様々な事情から「その3分が始められたら苦労はしない」諸氏がいらっしゃるのも現実。その事情は仕事や私事に散見される。例えば職場のウザい人間関係や自宅のウンザリする掃除や洗濯など雑事。それらに対処することが3分間の勉強を始めることを助ける。前号はそれらの対処法として細分化の適用をご案内。

以上の流れで皆さんを勉強に誘った。その結果はどうだろうか。例えば「次の合格を目指して毎日コツコツ勉強しているわ」であれば本号を読み進めることはもうご不要。即刻勉強を再開されたい。だが「勉強を始めても勉強に疲れちゃう」や「週末になると遊び心が疼いて勉強できない」とお困りのご相談も到来している。

その心は例えば「リフレッシュしたら勉強が捗りそう」である。勿論その考えにも一理ある。だがリフレッシュや気分転換が適度でなく過度になるのも人の常。スマホですら一瞬のつもりでも使い過ぎる。気がついたら貴重な週末の二日を遊び暮らしたとなりがち。その無益な状況を回避できる方法とは何か。今回はこれを考えたい。

勉強の憂さは勉強で晴らせ

その方法は仕事の憂さは仕事で晴らせが教える。そのストレスを仕事で解消する訳は既にご経験であろう。酒やカラオケは単なる気休め。そうでなく仕事で晴らすことが迅速かつ直接的で効果抜群であるからだ。同様に勉強の疲れは勉強して解消する。勉強のモヤモヤは勉強でリフレッシュする。勉強の憂さは勉強で晴らそう。

さて上記はどうだろうか。確かに「そんな体育会系的なのって無理」「そんな精神論で勉強を続けらないよ」とご反発であろう。しかし、職場に目を転じてみれば、仕事の憂さを仕事で晴らしている状況は散見できる。企画書の筆に疲れを覚えたら、片手間に処理しようと溜めていた雑務をこなす。同様に勉強もできるはずだ。

勿論「それって根性や気合いの勉強法よ」との異論があるだろう。であるならばここで問いたい。では他の受験生が合格を目指して勉強している週末に心置きなく遊びを楽しめますか。心の奥底に耳を傾け胸に手を当ててみよう。本心はどうだろうか。「別に良いんじゃね」と言い切れる豪傑はそのとおりになさったら宜しい。

だが上記として改めて問われてどうか。歩きを邪魔する靴の中に忍んだ小石のように、遊びやレジャーを気兼ねなく楽しめなくするのは他人が週末も勤しんでいる勉強であろう。結局、勉強を気にしながらやっているそれらが「勉強のことが気になって何だか楽しめないよ」と密かに確実なストレスになるのだ。ではどうするのか。

勉強疲れのリフレッシュは勉強でする

例えば、一級建築士の受験生がストレスを覚える勉強の二大巨頭は法規と構造(これは特に計算問題)だ。それらの過去問に正答をすることはそれなりに脳に負担を強いる。特に初学者にとって高負荷の筋トレ的に知的なストレスを強いる。正答できる解法を会得しようと誤答をした問題の解答解説を読解するのも同様だ。

法規に頻出の建蔽率の過去問に誤答して、その解答解説を読み始める。例えば「法第五十三条第三項の同項各号から正解は2」とサラリと書いてあったりする。だが、法文の読解法に不慣れな受験生は「同項各号」が読解できない。これが高負荷になる。「分かんないよ、もう嫌だ」とストレスを覚える。これが頻りに起こる。

スポーツにしろ、楽器演奏にしろ、勉強にしろ、うまくできない行為にストレスを覚えることが実は、上手くできることでストレスを減らそうと神経組織を改編する脳の仕組み、つまり技能習得の機構からして極めて有用。むしろ、それを覚えない行為を続ける業は貴重な学習の機会をドブに捨てるような行いでもある。

だが「法規なんかもう嫌だ」も「嫌だと投げ出せたら苦労はしない」のが受験生の実情。であるならば、その憂さは、得意でなくても要点を暗記すれば得点できる施行や計画などに取り組んで晴らそう。そうする場合は何を暗記すべきかを明確にするために先ず過去問を解く。これで暗記すれば得点できる設問を明確にできる。

その設問に関わった要点を憂さ晴らしとして暗記する。勿論、最も効果的な暗記の効果検証は暗記した項目に関わる問題を再び解く行為。当然、確り暗記できた項目は過去問に正答をもたらす。これが楽しい。誤答してもゲームをやり直すような感じで暗記をし直す。やってみるとこれが面白く憂さ晴らし・リフレッシュになる。

勉強の憂さは勉強で晴らせる脳内機構

勿論、心模様は人に様々であるから「それって何だか寂しい」と呟きたいだろう。しかし実はそうだろうか。決して寂しくなく、楽しいむしろ充実した事のはずでは。なるほど「充実ってどこがよ」と反論があるだろう。それに対して、受験生の皆さんには合格という目標があるからだと答えよう。目標に近づくことは実に楽し。

「いや勉強始めたばかりなのにそれって分かんない」と言うかもしれない。だが大学受験を想起するとどうだろうか。偏差値や合否判定ランクがあがり合格の目標に近づけた時を思い起こすと分かるはずだ。勉強でなくもゲームでアイテムをゲットしたりラスボスを倒おしたりして目標に接近する状況とても楽しい。

私たちの脳は目標志向にできている。目標に近づく為に必要な情報を集めその為に行動する機構(例えばやる気の脳内物質であるドーパミンを出す仕組みや仮に達成が小さくでも快感を覚える仕組み)を備えている。であるから目標に近づいたり目標を達成することが幸せであり快感である。以上から勉強の憂さも勉強で晴らせる。

勉強の憂さは勉強で晴らすのも習慣化

加えて勉強の憂さは勉強で晴らす行為は習慣化することもできる。勉強を3分間から始める行為を繰りかえすことでこれを習慣化できる様に、勉強の憂さを晴らす為に得意科目の暗記を例えば3分間行うことを繰りかえす。勿論、そうし始めた頃「それってムズっ」と感じるだろう。しかしそれも繰りかえするとそれが習慣になる。

苦手科目で憂さを感じたら、息をするように得意科目の暗記をし始めたくなるはずだ。そうする事は、ただ暗記をすることでなく、少しでも確かに合格・目標に近づく行為であるから、これをする人は幸せ・快感を覚えずにおれない。勉強する事が勉強をさせてくれる。勉強依存や勉強中毒という受験生に貴重な状態をもたらす。

勉強の憂さを勉強で晴らす行いにも健闘を祈る。
GoodLuck!