「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2025年5月23日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する思考と行動にも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその神髄を提案して合格を支援します。
自己効力感を高められる勉強法どうですか
こんにちは近藤哲生です。前回、標題のご案内をしました。その状況はいかがでしょうか。例えば「本試験もイケそうって感じ」等を覚えているなら大変喜ばしい。神頼みなどせずとも試験本番で問題に直面しても怯むこともなく「私は実力を発揮できる」と無根拠な自信でなく解答力を伴う実力発揮を期待できるのだから。
一方「それが大事って分かるけど疲れた時って勉強にやる気がでなくて」とお悩みかもしれない。で、場合によっては、やる気やモチベアップを期待して自己啓発本を読みふけってこの追い込み期に最も貴重な勉強時間をウッカリ浪費する向きも散見される。その結果は時間を投資した割りにその効果が少なく低タイパだったりする。
ゼッタイ駄目な勉強のやる気待ち
勿論そうする事はタイパが悪くとも本を読むことで少しは脳トレ効果を期待できる。何もしないよりかずっとマシだ。他方、よくありがちなのが、「やる気がでたら勉強しよう」「やる気になってから勉強するのがコスパ良くネ」等と考えてやる気待ちの勉強態勢への填まりこみ。さてこうした行為のもたらす結果はどうだろうか?
ズバリ待てど暮らせどやる気がでる気配もない。出てくるものと言えば「もう○時になったのに勉強できな」と言う焦りである事実が関の山だ。実の所、脳は行動に依って変容する仕組みを有する。やる気に関しても同様に行動した刺激によってやる気を出す変容に及ぶ。ただ待つだけである無為の人に決して意欲は湧かない。
であるからしてこの追い込み期に限らず「やる気がでるのを待ってよう」等とした愚策を決してとってはいけない。加えて「やる気を出さないと不合格なのよ」と負のモチベを自らに欠けることも、こうして自らを勉強に追い込むのもストレスフルな行為であるから、やがて自らを病の縁に追い込む懸念からして得策と言えない。

「で、どうしろと言うの」とは実に切実な問だ。その答えはチョットした工夫で脳の仕組みを活用することだ。行為によって脳が後追いで変容する機能から意欲の脳内物質ドーパミンをドバッと出して精神論や根性論など持ち出さなくても、自然に勉強に意欲と集中力を発揮できる。今回はその方法をご案内しよう。
結 論
その方法が未完了の活用法。人脳は未完了を完了したい。欠けている状況を満たしたい。それ何としても埋めたくなる度し難い特質を有する。実際、パックマンの様に口を三角に開いた円がそこに存在しない正三角形の頂点に位置すると、それが3つ向き合う空白に見えないはずの三角形を見てしまう。その空白を錯覚してでも満たしたい。
よって勉強前にSNSをウッカリ開いて「○○さん、その気持ち、シェアしよう」とした空欄を見ると、人脳はその未完了効果に駆動されてその空欄を埋めたがる。勉強の休憩にと同様にゲームアプリでも始めようものなら、途中で止める未完了のままにしておくことができなくなる。ある段階をコンプせずにおれなくなる。
またアナログ的な状況で言えば、その1つがジグソーパズルに見て取れる。手慰みに何となくそのピースを組み合わせ始めるとこれをそのままにしておけなくなる。完成しないまでもある程度まで形を作りたくなる。他の1つが根強い人気を有する塗り絵だ。私たちは枠取りされた空白にこれを埋める欲求を止めることが難しい。

勉強に未完了の効果を活用する前提
注意、大事な前提で、この方法は極めて効果を発揮する。その前提が脳を余計な未完了に誘う状況を事前に排除すること。その未完了の典型が常々ご案内するスマホだ。決して勉強を始める空間にそれを置かない。ウッカリそれを置いた場合、スマホは着信通知をして「応答しないって未完了ですよ」と余計な唆しするからだ。
その他を言えば、読みかけた新聞や雑誌、漫画の類も同様だ。読みかけの項を伏せたまま目の届く範囲に於いておこうものなら、「読みかけって未完了ですよ」と以下同文。勿論、「音声だけ邪魔にならないよ」等としたラジオやポッドキャストも気になる話題をして「これを聞きかけて勉強するって未完了ですよ」と以下同文。
以上の唆しは人をして最悪の場合に勉強でなくそれらに強い意欲を覚えさせる。そう勉強できなくしてくれる。そうでなくても勉強、特に効果的な記憶に不可欠な集中力を大いに低減させる。ので、そのような唆し、言わば勉強をすることに対する呪いから我が身を守るためにも、それらは勉強の環境から一切を排除する。
勉強に未完了の効果を活用する方法
さて本題に進む。この方法は実に簡単だ。例えば、今から過去問を30問、1問/3分として約90分の勉強を始める状況だとする。勉強の意欲を維持する技法として10問つまり30分を一区切りにして小休憩も取り入れる細分化も用いるとしよう。これに併せて未完了の効果を脳に与えて勉強への意欲を駆動し集中力を維持できる。
勉強の手始めに1枚の空白の紙やその一項を用意する。そこに○でも□でも好みの図形を書く。その図形を上の状況に合わせて例えばサックリ4つに分割する。過去問を10問解く毎にその分けた空白を小休憩でマーカーなどで「良くできました」と自分を褒めながら塗り絵する。最後に誤答した問題も解き直したら4コマ目を塗り上げる。
あるいは最初の数問を解いたら分割した一区画の輪郭を色づけする。また数問を解いたら、色づけした輪郭の内側を色づけする。また、以下同文。このように何問か毎に塗り絵を進めていく。但し、余り細かく細分化すると勉強への集中が下がりる怖れが生じるので、小割にする具合はほどほどにするのが得策。さあどうだろうか?

やれば分かる勉強に使える未完了の効果
確かに「そんなんで勉強のモチベや集中力が出るの?」と訝しいだろうか。しかし「そんなんでもやってみると意外と出ちゃう」のよ。例えば「スタンプで埋まったら○○と交換てきますよ」と店員に誘われで何気に始めたそれもスタンプで満たしたくなる。これも脳に対する未完了効果の応用で勉強にも同様に作用するからだ。
あるいは「勉強の前にイチイチ紙をとってそれに図形を書くのってダルい」かもしれない。だが例えば解こうしている過去問の側に塗り込み用の空白として○や□を書き付ける。実はこの作業これ自体が刺激となってやる気素ドーパミンを生成する。これをする前まで勉強することにやる気を覚えなかった状態を一気に解消するのだから。
更にその効果を長期に亘って活用し例えば過去問を最低でも5周回したいならば、その過去問を収めた項の上部に5つの○や□を書き付ける。その項を1回解く毎にその空欄にレを書き込んだり色塗りをしたりするとして、過去問集をスタンプゲームにする。勿論、これを始めたら未完了の沼が貴方を勉強にズボッと填まらせる。
さて先の様に書き付けた○などを例えば5問解けた印としてレを入れたり色塗りしたりしよう。すると、まだ空白である図形を貴方の脳は気にするつまり完了したがる。それを付記した過去問を解きたくなる。「追い込み期だからやる気出さなきゃ」等と自分のケツを精神論や根性論などの鞭で叩かずとも意欲や集中力を発揮できる。
そう言えば前回、自己効力感を高める効用とその方法をご案内した。今回の方法はやればできる範囲でこれを勉強に適用すれば、上記の効果を享受しつつ、やればできた事を自らが決めた果たせた自己効力感を養成できる結果を記録的に視覚化できる。つまり試験本番で試験問題に直面してこれを解けるとする自信も固めるはずだ。
未完了効果を使った勉強にも健闘を祈る。
GoodLuck!