「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2025年12月5日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する思考と行動にも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその神髄を提案して合格を支援します。
デトックス学習法の取り組みはどうですか
こんにちは近藤哲生です。前号、デトックス学習法は、貴方の試験勉強を阻害する三毒、休憩毒やコスパ毒や比較毒、それらを除去して勉強に専念できる、結果として合格を目指せる実践法を御案内しました。そのどれか、またはそれら全てに取り組んでいかがでしたか。それともどれも実践していないでしょうか。
そのいずれにせよ、それで良いとか悪いとかとする評価はどうでもよい。それをしたりしなかったりする行為は貴方の合格道に於いて役に立ったか否かを注視すべきでは。勿論「ケッ、余計なお世話だわ」と異論もあるはず。それはそれでありです。どちらにせよ貴方の人生、貴方がご自身の人生舞台の主人公なのですから。
しかし「ウッ、何だか見抜かれてそう」とお感じならば、それはそれで良い知らせ。自分のノウハウや学習法に関する認知が機能している現象。学ぶことは認知の一形態です。だからその機能が働くことは認知を認知するメタ認知が機能している状態。学び方を学ぶ、学習の学習であるメタ学習がある兆候なのですから。
年末にありがちな悩みや相談とは
今年も既に年末。この時期、頻繁に拝聴する悩みや相談が以下。
「今の勉強法で合格できるかってチョウ心配」
「勉強を続けてきたけどこのままで良いのか不安」
「勉強の進み方が良いのか悪いのかが解らないから怖い」
それらお悩みは既に勉強を続けた方から特によく聞かれる。
まず、その様に悩み相談したくなる状況は決して悪くない。勉強を既に行ってきたからこそ覚えがちな心もちだ。これは自分の学習状態を認知し始めで覚える感情であるからだ。ただ、具体的に自分の学習状態を何がどうなっているか、それをあまり認知していないから、例えば暗闇を手探りで進む気持ちにも似た気持ちでもある。
では、そのような手探り状態で覚える心配や不安そして恐さはこれにどう対処することができるだろうか?例えば「心のことはヤッパ神仏頼みが良いかも」もあり得る。だか「神仏頼みで合格できるなら苦労はしない」と精神論を否定するのもありだ。いずれにしても精神論の良否でなく、実効的な方法を実践するのが得策だろう。
学び方を学ぶメタ学習の勧め
その方法がメタ学習だ。学び方そのものを学ぶこと。「ん、どうやってそうするの」とは誠に良いご質問である。学び方そのものを学ぶことは、決して「先月もよく勉強できたみたい」「今年の勉強はキット大丈夫」などと感覚論や感情論を先行しない。そのような主観的な査定するのでなくて、飽くまで客観的な評価から始める。
「それってアレよねま」と引いた諸氏は本誌の熱心な読者だろう。それって自らにテストや模試・答練を実施する学習だ。勿論、予備校がその機会をこの時期から提供しているならば是非とも活用しよう。だが、その機会がなくても、本試験と同じ時間を設定した自作自演の模試を過去問集で実行して厳正に採点すればこと足りる。
そうすれば得点、客観的な指標で自ら学習を感情と言う主観でなく冷静に観察できる客観で認知することができる。例えば苦手科目が合格基準の得点に届かなかったら、「あと何点分の勉強をすべきか」と自問できる。一方、苦手科目だったが合格基準の得点を超えていれば、「この調子で頑張れアタシ」とやる気を盛り上げられる。
いずれにしても、得点つまり客観的な視点からこれまでしてきたご自分の学習、学び方そのものを「ナンカ駄目そう」と曖昧な主観でなく「あと何点分の勉強しよう」と客観的に観察して、例えば「過去問の解答解説の読解精度を上げよう」や「法令集を流し読みじゃなく読解ベースの精読に変えよう」と学び方を変えられる。
そのように客観的に学び方そのものを学ぶメタ学習をしよう。すると「読むだけで合格できる○○で勉強したのに!」と不合格になった受験生がする勉強法とちがう学び方を学ぶメタ学習ができる。すると「合格できる○○集」の活用法も「テストで効果検証が必要ね」と自ら発見できる。つまり合格を目指せる勉強法ができる。
学び方を学ぶメタ学習は合格後も使える
加えてその学習そのもの学習であるメタ学習ができた受験生は合格後も仕事で多いに使える。受験生が聞いて意欲を下げる風説の1つが「AIが士業に取って変わる資格って無駄」だ。実はこれがAIの使い方の使い方つまりメタ使用法に疎い人の思い込み。実際、この使用法によってAIはタダの嘘つき生成機に成り下がる。
AIの使用法は、例えばアイディア出しで使う場合と法文解釈で使う場合、双方でプロンプトつまりAIの使い方は全く異なる。結果、その使い方の使い分け、即ち使い方の使い方であるメタ使用法に暗い人はAIが万能と信じてAIに頼ると、AIは既に高性能であるから、AIの巧みな嘘・幻覚にコロリと欺される。
逆に、暗記で得点する科目は単に繰りかえす暗記より、忘れる頃にテストして誤答した項目だけ暗記し直す学習法そのものを学んだメタ学習の経験は、前後が同じ知的構造だから、AIにプロンプトで課題を指示するのに加えて課題に関わる事実も明示する様にAIの使い分けやそれを組み合わせるメタ使用法の体得に活用できる。
よって直す学び方そのものを学ぶメタ学習を実践している受験生は図らずも必ず直面するだうろAIの使い方に関する学習を知らぬ間に行えている。例えば「CoTプロンプトって使えね」等と使い方にただ振り回されず「それって因果ブロックを添えるもっと効果的」と余裕をもったAIの使い方のメタ的使い方ができるはずだ。
メタ学習とメタ使用法とは表裏一体
その仕組みが学習法や使用法に関する自分を止まって観て、「勉強ってこうすればもっと覚えられる」「なるほどああすればAIってもっと使える」と自分自身に関して発見したり気づいたりできるようになる知的構造だ。流行の言葉で言えば良い地頭である。この頭の良さはAIができないメタ認知能力で超AI的な人脳知能である。
加えて、AIと質疑応答を重ねて課題解決をする過程で、「AIの答えってヤッパ良さげ」等と夢見心地にAIの出力を丸呑みにするのでなく、その回答を止まって観てその出力の可否を客観的に判断して、例えばその回答に幻覚が含まれていたらそれを抑制するAIの使い方を使い分けるメタ使用の学習にも受験勉強は活きる。
一級建築士の学科、四肢一択で得点していく法規は、例えば頻出問題、避難階段の設置に関する設問で回答者が自らの思考過程を止まって観て正答に資する思考をしないと誤答する設問を提示する。これは、ただ面倒な勉強でない。深層で受験生に考え方の考え方を学ばせ、結果的にAIの考え方を考えるメタ思考を鍛錬してくれる。
確かに「メタ何チャラって解らない」と気鬱な人の存在は想像できる。大丈夫だ解ってくる。人はテストで学習法を検証する過程で学習法を止まって観て己の学習に発見を得られる。今は未だ解らなくてもその経験を本試験まで続けると知らぬ間にメタ使用に活きるメタ学習、メタ思考も獲得できる。受験勉強の恵みは実に豊かだ。
GoodLuck!
メタ学習の鍛錬に健闘を祈る

