「マインドマップ資格試験勉強法」改
「NLP資格試験勉強法」公式ブログ版2026年2月6日号
本誌はNLPの観点から合格を目指せる勉強法を提案します。
合格者は自らがこれ自身になれる勉強を行えた。
NLPはその人たちに共通する思考と行動にも注目する。
本誌で合格を目指す貴方にその神髄を提案して合格を支援します。
忘却を活用する勉強法にどう取り組んでいますか
こんにちは近藤哲生です。前号は忘却、物忘れを逆手にとって活用する勉強法の再確認。この勉強法は覚えて起きたい事の記憶を強化する為に必要不可欠な事実が繰りかえしである脳機構、特に繰りかえして知覚した内容を記憶に転換して記憶の形成に深く関わる海馬の特質から、本誌が繰りかえしてご案内してきた要諦でした。
上記の要諦は忘れかける頃にそうしそう対象を覚え直すこと。「へっ~、忘れても良いのだ?!」と勘違いする人があるので、繰りかえして強調する。忘れてから覚え直さない。そうするのでなくて、「忘れかける前」つまり「覚えが怪しくなる頃」に覚え直す。その頃は何かを覚えてから例えば1日後や1週間後とする時期だった。
上記の時期に覚えがあやしくなった過去問の解法を覚え直す。こうする勉強を繰りかえす。すると前述の海馬は「これって大事なことなのね、長期記憶として大脳に転送するね」と数週間から一生に亘る記憶となる長期記憶を形成する。結果、試験会場で過去問の類題を目視した瞬間に解法を想起できると筆者の体験からも言える。
追い込み期の前に苦悩する受験生の姿
大卒二年目ゼネコン現場担当で某受験予備校に通学中。一級建築士の取得は現場担当者でもキャリア形成に必須。「自分で過去問を解いてね」と予備校講師に言われてそうし始めた。講義で要点を理解したはずの過去問で誤答が続く。予備校の模試でも合格水準を満たせない。「受講皆勤で合格するんじゃなかったの」と彼は落ち込む。
三十路直前の中堅として会計事務所で激務に追われる毎日。予備校の活用は無理とみて公認会計を目指し独学中。山のような受験参考書を繰りかえし読破した。各項目の要点を確実に覚えた筈の彼女は過去問を解き始めた。しかしその結果は誤答が続くばかり。「アタシって今まで何を勉強していたの?!」と自分が腹立たしい。
夏期の本試験から遡ること約半年、この時期は試験勉強の仕上として過去問の解法を体得し始める頃。実の所が残酷である。合格を目指す受験生に繰りかえして過去問を解いてこの解法を会得する学習を求める。上記のような受験生姿を白日の下に晒す。これを乗り越えて合格を目指すことはどうすれば可能なのか。

検索練習と分散学習で過去問解法を体得
その方法が前々回と前回とでご案内した2つの統合。検索練習つまり想起訓練そして分散学習すなわち反復練習だ。過去問を繰りかえして解く勉強でこの2つをあわせた想起訓練と反復練習とお一定期間を経て行う。ただ機械的に過去問を解くのでない。解法を正しく脳内で検索つまり想起する。これの結果を検証し改善する。
上の正しい検索は「フツウ耐火建築物でも直通階段って2つじゃね」と何がどのようにしてフツウそうなのかが不明確ままのあてずっぽでそうするので決してない。そうではなく「用途は集会場、用途に供する床面積は○㎡だから別表第一から・・・」と根拠と論拠を元に論理的に行う。本試験が求める思考は論理的なこれだから。
その期間は大事なのでここでもクドクドと繰りかえす。2回目は1回目から1日後。3回目は2回目から1週間後。4回目は3回目から2週間後。5回目は4回目から1か月後。以上、「最低でも」5回をほぼ2か月間の間に行う。苦手科目の克服はその周回を1回でなく2回や3回と増やす。これを行うに繰りかえしが最善だ。

苦手科目の解法を覚えることは、これを苦手とする人にとって意味プーだろう。面白みを覚えることが形成する体験的記憶でなく、無味乾燥で面白くもないことが形作る意味記憶に属する。そうだとしても覚えることが意味レスな「鬱」のように画数の多い漢字を書くことを繰りかえしで覚えたように反復すれば覚えられる。
検索練習と分散学習で記憶強化をする脳機構
繰りかえす流水が渓谷や河川の形成過程に関わるように、記憶は繰りかえす知覚がこれの生成と強化に強く関わる。反復される情報伝達が記憶の水路を形成して将に記憶回路を作る。河川の支流が降雨の繰り返しで増える事実に似て、脳神経科学的に言えば想起に関わる脳神経信号の伝達が容易くなるように神経回路網が構築される。
但し、情報伝達、例えば過去問解法の学習の繰り返しは覚えている短期間にこれをするのでない。そうするのでなくてわざわざ「忘れかける頃」にそうする。その時期に行うことが負荷をかける筋トレの様に、脳に汗をかくような記憶を脳内で検索する練習つまり想起訓練になる。「ウッ思い出せない」と危機感も与える。
あるいは覚えていた筈で回答した過去問の解答を確認した結果が誤答であったなら「ゲッまた間違った」と焦りを覚えさせる。無味乾燥と思えてきた過去問解法の勉強が体験的な記憶を形成するエピソードに転じる。本試験でも使える記憶である体験的な記憶を生成し始める。記憶を司る海馬の特質は感情を伴う記憶を強化するのだ。

検索練習と分散学習で記憶強化できる要諦
加えて過去問解法を克服する際の要諦は誤答した際の解答解説の読解にある。過去問を解いてその正誤を確認して誤答に関わる解説をサラリと読んだら終わりにしない。そうしたら解答解説は正答に至る思考過程を懇切丁寧に解説する講師の言葉のように貴重な情報を蔵する要点だから、これを覚えたことを暗唱して確認する。
「暗唱しろって?!一人でブツブツ言うのってキモイ」とお感じの向きは、白紙に向かって解答解説を読んで覚えた筈の要点を読んだ直後と勉強の終わる前に全て書き出すプレインダンプを行う。これも「あんまし書けなかった」で終わらない。解答解説を再読して書けなかった要点を覚え直す。またそれをそらで書き出す。
解答解説の要点を暗唱したり書き出したりしてその結果が宜しくない場合、「オレ・アタシって頭悪すぎって遺伝?」と親ガチャを疑う暇があったらその読み方つまり読解を改め読解の対象にある用語や「又は、若しくは」などの機能語の意味、そして言葉同士が織りなす係受け、文章全体の論理構造を再認識する。

解法理解は論理構造と身体的感覚で確認する
用語は過去問解法の素材、機能語はこれの組み方、言葉の係受けはこの組み方が形作る例えば壁や床、論理構造はそれら全てからなる建築物に似て過去問解法を形成する。要するに過去問解法のイメージをこれを読解する人に想像させるように機能する。それら1つ1つを正しく認知して初めて過去問解法は体得し得るのだよ。
一概に「解答解説を丁寧に読みましょう」は下線を引いたりマーキングしたり読書百遍式で繰りかえして読む事で「ウン、解った」と流暢性の罠に甘んじる勉強でない。そうではなく用語、機能語、係受け、論理構造と1つ1つを「これって絵になる、言葉として響く、腑に落ちる」と自らに確認する。面倒だがそうするものなのだ。
以上はどうだろうか。勿論「ケッなんて面倒臭いの」とご立腹であるかも知れない。うん解るよ、実にウザいね。合格までの長い期間に筆者も同様にその気持ちを覚えていたから。だがその気持ちを呑み込んで着々と勉強すべきだ。そのようにして勉強する事でしか論理は体得できず得点力も伸びず合格も目指せないのだから。

検索練習と分散学習の統合に健闘を祈る
GoodLuck!

